HENTAI & English learning room
 
エロゲと英語のブログ
 


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ある出来事に関して

ニワンゴから一通の招待状が届いた

ニコニコ動画と何らかの関わりを持っている者であれば、これが何を意味するかはすぐにご理解いただけることだろうと思う。トップページで大きく宣伝していたため何気なく応募してみたはいいが、結果として私のところにその役割が回ってきたと言える。
さて、これをどうするかという問題が残るわけだが、正直なところ私はこれに参加する時間など皆無なので、残念ながら落選された皆様には申し訳ないが、プレミアムチケットとして半券でない状態のものを永久保存とさせていただくことになりそうだ。



11月29日(土)03:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

クリスマスの準備を始める世間に関して

同級生「俺は○○ちゃんが好きなんや~」

正直これはない
初夏の時点で既に結果は出ているという状況下で、いやむしろ自ら結果を求めた結果が今の状況なのではないか。
クラスでの私のポジションがホモキャラで固定されたのも彼の功績である。あたかもそれが本当のようにたった一回の悪ノリを広めまわったのだ。これが私だからよかったものの(キャラを大事にする)、他人であったら「完全にきれちまったぜ」とmixiにでも書かれる可能性すらある。実際のところ彼もクラス内では厄病神としてヨゴレキャラを定着させた感があるが、果たして彼は自身のことをどう思っているのだろう。いい男になりたいと思っているなら、いいかげん3の倍数でアホになるのはやめるべきだ。
一旦勝負のついた色恋沙汰に男がいつまでも未練を持っているようでは次のターンも回ってこないのだが、もう我々としてはまだ言ってるよこいつと思って見続ける他無い。地元ではヘタレキャラということだったらしいが、もちろんこの性格ではこちらでもヘタレキャラ継続中である。

クリスマスに向けた動向

さて、今年のクリスマスの話をしよう。
なんと今年は大学も当日は通常営業である。言うまでも無くラジオ放送には大きな影響を及ぼす。更に年越しギリギリまで集中講義という状況下で、何かしらのアクションを起こすことは不可能としか言いようが無い。更に年越し後三が日を挟んですぐに再び別教科の集中講義である。よって今年のクリスマス一挙朗読は延期せざるを得ない。詳しくは大学の講義予定が判明した後にラジオ専用blogで告知とさせていただくが、延期が正式決定した暁には、代替として冬休み朗読企画を別日に設けさせていただくつもりだ。
通常通りクリスマスに企画が行われるには、以下の条件が全て満たされる必要がある。

①・全ての講義のテストまで終了し、当日は出席する必要が無いと認められる。
②・必要単位条件と照らし合わせた結果、該当集中講義に出席する必要が無いと認められる。
③・研究室関連の予定が重複しない。

社会に出るとこれどころではないだろう。他に時間が取れるだけましと思うしかない。

正月は帰省するべきか

今まで帰省ラッシュは迎える側だったので、わりかし移動が楽しみな部分もあるのだが、ただでさえ金がかかるうえに、18きっぷという貧乏人御用達のテクニックを使用したところで、実家に着いてそのまま正月一日過ごして帰省であるから正直帰省するメリットはほとんど無い。また、ある家庭的な事情により今は親の顔が見たくない状況でもある。しかし祖父や祖母にはとにかくそれだけは申し訳ない行為なので、非常に悩んでいる次第である。



11月27日(木)02:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

リトルバスターズ 1 三枝 葉留佳

実にいい娘ではないか

もう一人のそれが出てきた段階で流れが看破できるほど稚拙なシナリオであったが、このシナリオは不覚にも不幸な家族というものの例を知る私としては笑えないものがあったりする。これはCLANNADでも然りだ。詳しい評価は後日として、ここでは私の率直な感想を述べたい。
一週目のプレイは主人公=プレイヤーで行うことが私の心情であり、またそれを行うことでBAD ENDとなる可能性の高さもkeyの作品群であれば容易に予想できる。私は一週目から一人のヒロインに絞れるほど一途な男ではないし、ある選択肢においては、それが現実的に正しい行動とは思えないことが多々ある。その中で一週目からこのルートに分岐できたことについては、私としても驚きを隠せない。
さて、三枝 葉留佳であるが、これはやはりkeyだけあって、特徴的なキャラの立たせ方がなんともお花畑である。個人的には真琴佳乃、そしての流れを汲むヒロインであると認識している。ルート分岐後のヒロインの印象の変化は今回も凄まじいものがあったことは、皆様なら想像に難くないだろう。
やはりと言うべきか、この作品でも健気に頑張るヒロインが私の心に響く。我々は果たしてどうだろうか。きっと彼女たちほど歪んだ性格は持ち合わせていないし、家族の間に大きな隔たりも無かったはずだ。それなのに、今の生活に文句を言ったり、親に対する感情もろくなものでは無かったりする。そのような腐りきった心が、これらの作品の中にある汚れの無い世界観を欲してやまない感情の根源にあるのだと思う。では、君たちは本当に役立たずなのか。その「悩み」も実は、考えてみれば大して大きな問題ではないのではないか。必要なのはそのわだかまりから脱却するための一歩であって、結果はさして問題ではない。その「気持ち」こそが、我々の、そして家族の一歩となる。これがこのシナリオの要点であると私は捉えた。
三枝 葉留佳はなんとも可愛そうな女性だ。内面的に似たような性格の女性も多いが、この手の性格はいい男に出会えないことが往々にしてある。それを描いてはkeyではないのだが、弱みを見せた女性に付け入る男は基本的にろくな男ではない。主人公の親切心がどのようにして愛情に変わっていったかは恋愛経験の少ない我々にとって想像の範疇を超えないが、せめて我々としては、困ったときに自然に頼られる漢でいたいものだ。自分が見えなくなっている女性にそれを気付かせることができる程度の信頼があればいいのだが、なかなか現実とは難しいゲームである。

Morphling / 変異種 3/3

本物は左である。その僅かな差を判断できたファンは当時どれだけいただろう。何やら医学的に難しい根拠で違いを説明しようとしている割にはまるで同じものの如き当り触りだったのだが、私としてはどっちも好きだ。もう片方のシナリオがあることを切望してやまない。ただし、シナリオの出来があくまでkeyであることを前提として。
(このシナリオにおいて)今回は声優にもGJと言わざるを得ない。良く叫んだと思う。神聖なるkey作品でまさか下手な真似はできないだろうし、まさかここのメーカーが一流を使わないわけもない。私は声優の好みについては個人の好き好きなので言及しないが、製作者側に「ややムカつくような感じで」と言われた可能性は高い。逆に言えば、それだけ固まったイメージが製作者側、ここではシナリオライターと思われるが、彼にあったわけで、その意思は汲み取るべきだろう。その上でこのヒロインが嫌いであればそれもまた悪いことではないが、元気なヒロインが好みな私としてはなかなか悪くないヒロインであった。



11月18日(火)21:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

リトルバスターズ  航海日誌1

全てのkeyマニアに捧ぐ

本日からプレイを開始している。
全ては一週終了もしくはフルコンプ段階で語ることになるだろう。CLANNAD以降、止まっていた時間がついに動き出す。
起動の瞬間の気持ちはまるで少年時代の初めて触れたものに対するそれに似る。新しい展開への期待感と些かの好奇心が私を感動の待つ世界へ誘い込む。それはまるでバッドトリップのない麻薬のようであり、未知なる大海原へ乗り出そうとしている戦艦の船長のような偉大な存在である。
しかし私は驚いた。その世界にいた少女達はまるでいたるの面持ちを残していなかったのだ。
私のエロゲ人生はいたると共にあった。いたるで泣き、いたるに打ちのめされ、そして、そんないたる画を愛した。
私はプレイすべき作品を間違ってしまったというのか。
いや、それはない。彼らの言動はまさにkeyそのものであった。
そこは不思議な世界だった。まるで火星人がkey原作の演劇を演じているような、そんな雰囲気と言えなくもない。
未知の世界に踏み込んだのだと、私はそう思った。しかし先に進むにつれ、やはりそこはいたるの世界でもあることに私は気付いた。
そう、彼女に出会ったことによって────────────

耳が痛いんだが

声優の選別について私はスタッフに問いたい。
このというキャラは何だ。そしてクドリャフカというキャラで追い討ちのつもりか。
他のキャラはkeyだと思えばまだ納得できる。しかしだけはどうしたかったのか分からない。確かにイメージに合った声を選ぶのは難しいキャラかもしれないが、私個人の感想を述べさせてもらえば、過去最も耳障りな声である。いったいいくつのヒロインだというのか。
声優とは凄い存在だ。あそこまで甲高い声を自由に扱える大人の女性もそうはいまい。私は声優自身を蔑む気持ちは無い。ただ私には合わなかったと、それだけだ。
主人公にもボイスがある。しかもこれも相当甲高い。これにより全年齢版らしい世界観に纏まっていると言えるのだろうから、実際に私が読むと、より18禁らしい男性キャラ陣になるのだろうか。このあたりも後々考察してみようと思う。



11月13日(木)00:15 | トラックバック(0) | コメント(1) | 趣味 | 管理

Wind -a breath of heart-

朗読前に噂のEDを見た

殻ノ少女プレイ終了と共に、いい機会だと思い例の作品の問い詰めを含むそのEDを久しぶりに味わった。
驚かないでほしい。これがある意味よくできている。私はこういうエロゲをプレイしてきた人間だ。最近のレベルで評価すれば、なんと見事にエロゲらしいエロゲ(ただし、泣きゲーという意味で)に仕上がっていることか。正直、私はこの作品のEDなど、当の昔に記憶の彼方であった。そのせいか、このEDは非常に新鮮であったと同時に、あの頃のエロゲに賭ける熱い想いを呼び起こしてくれた。
定番すぎる。いや、これらの作品があるからこそ今の作品の定石があると言うべきか。そしてそれらの持つ悪い部分も余すところなく見せてのけるところに痺れる。それでいて深海誠氏の魅せる見事な映像美のアンバランスが絶妙な雰囲気を作り出している。だからこそ、今になってもこの作品は著名であり続けるのだろう。そういえば、あんなところにあんな仕掛けがあったとは記憶していないが、これはefでも用いられていた仕掛けであったか。CLANNADでも全く同じ仕掛けで虚を突かれて(まさかkeyがこの手でくるとは思っていなかった)感動したものだが、efでは無かったそれ(ここではある程度予測できていたものと思われる)で思わず鳥肌が立ってしまった。
vipliveではあの映像美を表示できないことが悔しい。これでは買わせることができないではないか。あの断片的な情報が物欲を醸すというのに、なんと勿体無いことだろう。だからこそ、こうしてわざわざ文章に起こしている私も私である。

乞うご期待!

今やこの展開はギャグでしかない。しかし昔のエロゲはこうだったんだよな今はアニメ化のために媚を売ってるエロゲが多くて困る。
というより、この作品もその仲間であった可能性は否めない(アニメやメディアミックス関連は私の知るところではない)が、今におけるこのような明るい作風のエロが少ない作品はD.C.を起源として須くアニメ化前提作品と揶揄される時代である。それだけに、エロゲーマーを自称するならば、当時の作品を多く知ることは有益であることは言うまでもない。
主人公の体が剣でできていたなら、さすがの私からしてもこの展開に納得せざるを得ないが、中学二年生が考えそうな主人公スペックとその展開が皆様を待ち受けていることをここで保障しよう。今回の朗読作品の終盤は聴いて損は無い

彩 -aya-

こういう女の子は抱きしめてやりたいと思うのが男の性というものだ。やはりヒロインを考えるとき、重要になるのはきちんとできるのにできないというところだろう。きっと大勢でUNOとかをやっていつまでも負け続けて「カードを減らせばいいんでしょ?」とか言うタイプなのだろう。
夜はちょっと派手な姿で現れて「あなたがこういう格好してって言うから」とか言うのがこういうヒロインの定めなのだが、やはり主人公よろしく、その努力だけは評価したいのだ。仲間と一緒に楽しむこともまた然りだ。



11月12日(水)01:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

殻ノ少女 3   私論

探偵になりたい

初音のような、戸惑いながらもちゃんと女の子をやってる女性に出会えるなら、私は今の生活を手放す覚悟は余裕で持ち合わせている。男が覚悟を決める瞬間とは須くこういった女性のためにあるべきである。昨今は馬鹿な男が増えたもので、芸術に等しいとも思えるような女性の見事な戦略により絡め取られる男性の多いことは言うまでもない。孕ませたのではなく、孕ませさせられたのだ。ごくまれに無知が引き起こす例外もあるが、それはまさに我が家で起こっていることでもあるのでここでは言及したくない。
高城秋五の幸せそうな横顔はある種の完成形と言える。CGは存在しないにしても、その瞬間の風景は想像に難くない。この作品で取り上げている一連のシナリオはあくまでそこで終わりを告げるが、真の意味で恋愛ゲーはそこからが出発点である。特に雨宮初音にとっての。
しかしここで、主人公と関係の深いもう一人を考えなくてはならない。大人は大人らしく引き下がるか。まさか自分の心を裏切ることなどできないだろう。当時はまだ女性としてのゴールを意味していたであろう結婚というプロセスにおいて、私は葉月杏子の幸せを願わずにはいられない。しかし彼らにも過去はある。ならば彼女がシナリオ中で見せたあの姿は何を意味するのだろうか。まさしく彼女自身も、主人公と同様に過去に縛られた一人と言えるのかも知れない。

初音か紫か

この作品を萌えゲーとして捉えた私の最大の悩みはまさにこれである。いくつか不必要な設定があるのでこれは無視しなければならないが、ただひたすらにその日常的行動が私の心を射抜く。それは「奥ゆかしい」という表現の他にどのような表現が似合うというのか。プレイされた方からすれば、全く逆の2人に見えるかもしれない。私にとってみれば、紫は完成形に近く、初音はそれへの成長段階である。カルタグラにおける初音は本当に子供だった。今作ではそこからの成長にこそ彼女の可愛さが垣間見られる。それに対する紫のなんとなことか。作品を進めていく中で、彼女の存在こそが私の行動を鈍らせる。家には守らなければならない存在がある。なんと素晴らしいことだろう。その主張は野原ひろしを通して皆が理解していることを信じよう。紫こそ男が体を張って守るに値する女性である。

殻ヲ破ル者

ここから先は大きなネタバレである。しかしこれを語らずしてこの作品は語れない。
私の予想は以下の通りである。

男:和明(かずあき)
女:明菜または明七(あきな)←私なら「めいな」と読ませる

このあたりの意見は答えが明かされることは果たしてあるかどうかは微妙なところではあるが、妥当な線ではこのあたりだと思う。作中では「桜」が候補として挙げられているので、女の子である可能性が高い。ここで、

秋→明

となっている。
二人から名を取ることを前提として考えた。私個人が付けるのであれば更に答えは変わるところで、

男:誠(せい)
女:優和(ゆうわ)

少なくとも読める範囲で考えた。あくまで主人公=プレイヤーであった場合の解答である。
男の場合、秋五が探偵であることを考慮し、かつ正義感溢れる義理堅い人になってほしいという願いを込めた。
女の場合、和菜からまず一字貰う。「和」という字が持つ意味に、女性らしい「優しさ」を持った人になってほしいという願いを込めた。


紫エロも含め、このあたりはFDに期待しよう。



11月11日(火)18:13 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

殻ノ少女 2   総論

プレイヤー心理の逆を突くシナリオ構成

カルタグラを知るプレイヤーは既にそのようなシナリオが目的と化しているので無視すれば、大半のゆとりプレイヤーに対してはなんとも酷なEDの連続であり、更に言えば、そのための難易度である。
いかにしてシナリオに必要な全ての伏線を回収してEDに辿り着くかが勝負の作品はいくつかあるが、これはその最たるものと言えるだろう。その答えに辿り着くまでにも多大な苦労を要するのがこの作品であるわけだが、そこまでの苦労の道筋はすなわちどれもがプレイヤーにとって納得できるようなEDではなかったということを意味する。プレイヤー自身が納得した時点でひとつの作品は終了するが、それを拒む意味では過去最良の手法を取っていると言ってもよい。しかしこれが巷で評価されないのは、言わずもがなどのEDも非常に気分の良いものではないためである。
現代的なこの場合における最良の方法とは、別の過程を経るとEDがどのように変化するのかを期待させることである。そのために魅力あるヒロインを生み出し、個別のEDを用意する。これがどれだけ難しいことであるかは言うまでもないだろうが、そういった意味では、より良い作品を作り出そうという動きにおいては、全くの逆向きのベクトルを持った作品である。物語が綺麗に纏まるであろうシナリオがあることを前提とした作品におけるBAD ENDでは時折見られる手法ではあったが、正規EDとしてこれを採用する作品は非常に珍しい。だからこそ、多くのプレイヤーがいわゆるハッピーエンドへの帰着を目指して二週目以降に望み、更に深みへと嵌っていくわけだ。

攻略サイト必須

何度も繰り返すように、この作品の難易度は非常に高い。シナリオ中において、事件にはほとんど係わり合いの無いようなキャラを追い掛け回す必要がある(最終的に関係していることが暴かれるが)ということに、とうとう私は最後まで気付くことができなかった。総当り的な攻略を行っていく場合、発生中のイベントに対して最も関係性の無いようなキャラとの接触という選択肢は最も優先順位が低い。二週目以降のプレイでは、どこでどのようなイベントが発生するか、有る程度の予測がつくからこそ、効率的な総当りプレイが可能なのである。
To Heart同級生に代表されるような行動場所選択型の作品では、攻略目的のヒロインになるべく多く接触することが重要となるが、この作品では事件の解決という大前提が、行動場所選択時においても最優先とされる。主人公=プレイヤーという視点ではやはり、事件の解決のためになるべく多くのキャラと接触しようと考えるだろう。二週目以降では、事件の重要なカギを握るであろうキャラを中心に接触するようになる。その結果、真のEDに到達するのは最も最後となるのである。現実の探偵が、事件の調査で忙しい時期にのこのこと何の関係も無いような美術館に足繁く通う姿を想像すると、まるで予言者であるかのようで滑稽だ。同じ絵画展に二度以上も足を運ぶ人間は、作者に近しい間柄でなければ、よっぽど興味のある人ぐらいだろう。主人公が美術に興味が無いことを序盤で示してしまっている以上は、あの美術品が心に残って離れないとか、もう一度美術館であの絵を確認すべきだという一文をどこかに挿むべきであった。

その奥ゆかしさこそ日本の美

今回も見事なヒロインばかりであった。大変美味しゅうございました。
現実では上手く立ち回れない男達であっても、せめてエロゲーの中でぐらいは理想の女性を追い求めてもいいだろう。日本人であれば、日本女性に対してある程度の共通認識というものがあるものと思われるが、それのひとつが奥ゆかしさであると私は勝手に思っている。いつ帰宅しても、ちゃんと暖かい味噌汁が飲めることの素晴らしさを知らない者はいないはずである。日本人はまだそこまで腐っていないと、そう信じたい。



11月10日(月)02:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

殻ノ少女

終わり方に不服無し

一週目が終了した段階でのレビューとなる。
個人的には大当たりだったとだけ述べるに留めるが、万人向けの作品ではないことは確かだ。
私は全てが上手くいくシナリオというものが好きではない。何かを得ようとすれば何かを失うとはよく言ったものだが、私としてはやや失うもののほうが多いと考えるので、この部分は評価にも大きく影響することを予め断っておきたい。
ゲームとして成立させる上では、物語の本筋を通した「真のED」が少なくともひとつ存在しなくてはならない。そういった意味では、この一週目終了段階での評価は割と高評価である。というのも、私は一週目というのは必ず主人公=プレイヤーという視点で進行させるから、そのまま真のEDに到達する可能性というのは非常に低い。その上で、未回収の伏線については完全に無視ではなく、「一応の解決をみた」とか「分からないままだった」と一言断りを入れつつも、それ以上は知る由も無いことをあくまで結果として明示している面で評価できる。これはそのままプレイヤーに二週目を促す意味もあり、すなわち、真のEDが別に用意されていることを示唆する。とにかく、主人公がそんなことはどうでもよいと結論付けない部分が評価できる。このような手法は、シナリオを完成させることができる反面、非常に後味の悪い終わりになることが多く、多くのプレイヤーに好かれないことが多い。実際この作品も、客観的には非常に後味が悪い。しかしながら、この後味の悪さは、プレイヤー自身がそのEDをどう受け入れるかで大きく変化する。これは車輪のあの終わり方にも言えることだが、私はあまり上手く行き過ぎるEDは高く評価しない。ましてや主人公が超パワーを発揮するどこかの英雄譚などもってのほかだ(しかしあれはあれでライターの専売特許として評価している)。主人公の力の及ばない部分で進行するシナリオの構成力こそが、シナリオライター本来の実力の評価点であると私は考えている。さて、この作品は残念ながら出典があるらしく、それに準じればシナリオの構成もる程度楽なのだろうが、この部分は実際に出典作品(小説)を読まれた方のレビューをご参照いただきたい。


二週目確定である。



11月6日(木)22:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

映画化に関する件

櫻の園 ここにきて映画化

知らぬ間に隠れた名作が映画化され陳腐化しようとしている。私はこれを原作で読んでいるが、果たして面白くなるかと聞かれたら、正直難しいと思う。というのも、あの作品はあの芸術的なコマ割りがあるからこそ名作たり得るのであって、同時に原作が20年近く前のものであることも相まって、少なからず現代風へのアレンジを強いられることになる。原作では慶応ボーイという表現や登場キャラのファッション等々に時代の流れを感じざるを得ないが、90年代に一度映画化された時は、まるで中学生日記の如くチープさが、監督の見解を絶妙に表現せしめた一作として完成していた。原作の発表時期から時代がそう離れていなかったこともあるだろう。それに比べ今回のリメイクは予告の時点で落胆以外の何ものも感じられない
エロゲのアニメ化前に絶望するオタの気持ちをこういう形で理解できようとは思ってもいなかった。いや、別の作品として捉えればまだ活路は見出せるだろうか。それは実際に鑑賞しなければ評価できないところではあるが、ウォーターボーイズスウィングガールズと同じ類の作品になるのであれば私は他でやれと言いたい。

監督考え直せ。もう遅いが

現代風にアレンジしたいということならこちらも諦めて暖かく見守ってやろうとも思ってしまう。セルフリメイクなのだから、失敗したときの責任はきちんと取る覚悟なのだろう。
女子高とはどういうところか。それは共学高に通った大半の人間はおろか、ましてや男性である監督自身が知る由も無い。原作の作者は女性であって、女子高にある独特の空気を見事に表現しつつ、学生達の学園生活を絶妙に描いた。男性の中にはまさかマリア様にみられている生活を送っていると思っている人はいないだろうが、女性とはどういう生き物かということを(漫画で)知る上では参考になる貴重な作品であるということを知っておいてもらいたい。女性には女性にしか分からない感情というものがある。それを男性視点で捉えた作品が、前回リメイク映画作品というわけだ。

チェーホフ作 桜の園

チェーホフと言えば、2chやニコニコでは結婚に対するネガティブな発言で知られるロシア文学の巨匠である。いま我々が彼の作品を読んだときに感じられるのは、2ch的に言えば人間の負の側面であろうか。それでありながら、ひとつの作品として洗練され、むしろ清らかな余韻さえ残してくれる。櫻の園について言えば、単に貧乏になったので家を売ったと一言で済ませられる話なのではあるが、やはりそこまで辿り着くまでの過程(ストーリー)が、名作と呼ばれる由縁となるに相応しい出来である。
エロゲでリメイクすれば売れるだろうか。やはり私もそちら側の人間であるから、このあたりを考えてしまう。作風としてはLittle Witchロンド・リーフレットが近いだろう。ここで重要なのは、ハッピーエンドを用意しないという点だ。あまりにも八方美人なメインヒロイン(貴族)と、名家のお金持ちツンデレお嬢様、毒を吐くメイド、農家の娘、それに身元不明の謎のヒロインを一人ぐらい作れば立派なエロゲーができるだろう。
私は映画よりむしろこれを希望する。



11月5日(水)20:13 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

殻ノ少女 1

昭和戦後は激動の時代であったか

大正~昭和初期を思わせる、実に趣のある世界観である。というのも、この作品のような世界観は、我々にとって文学の中におけるイメージにしか存在しないからだ。それは例えば太宰であり、芥川であり、川端康成といった面々である。しかしながら、舞台は昭和30年代となっている。この時代になると、文学史的には石原裕次郎や三島由紀夫らが登場しており、彼らの作品を呼んだ方ならご理解頂けると思うが、すなわち激動の時代である。戦後の文学は義務教育で扱われる機会が少ないため、時代の混釈が起こるのかもしれない。漫画で例えれば、勝負師伝説哲也の世界観が最もこれに近い。
実史においても、戦後復興の時期には後世に語り継がれる事件が多数起きている。時代の渦に巻き込まれて消えていった猟奇殺人事件のひとつとして、この作品は成立しているのである。

胸がない…だと…

互いに文句を言い合いながらも、心の中では嫌っていない2人の姿はあまりにも微笑ましい。そして和菜は玉のような元気な子を産むに違いない。もしこんな夫婦がいたとして、この子の世代が次に子供を作ると、なんと就職氷河期世代(20代後半程度)になるのである。明るい未来を夢見た人々が、まさか老後に孫の醜い姿を拝むことになろうとは、まさに何の因果か。
和菜は美しい。まさに日本萌ゆる時代の幕開けに相応しい。ここは時代背景も踏まえ、「扇千景」でぐぐることをお勧めする。まったく、ここのメーカーの作品はいつも私をいろいろな意味で楽しませてくれる。

俺の初音が成長した

カルタグラ後の混乱の中で、彼女はまたひとつ大人になった。その姿は、和菜のそれとは対照的なものである一方、激動する世の中を生き抜いていくための方法という意味では、同じベクトルの向きなのである。恋が女を成長させるとはよく言ったものだが、過去の初音を知っている以上、その健気な姿にはときめきを感じずにはいられない。
私のこの高ぶりを文章で表すことなど不可能に等しい。巷では二次元キャラとの婚姻を認めさせようという活動が行われているようだが、そのようなことは決してあってはならないということを、今回再認識するに至った。



10月30日(木)22:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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