HENTAI & English learning room
 
エロゲと英語のブログ
 


新しい順に表示

ユメミルクスリ 1  白木あえか

リアルと二次元の狭間で

「リア充」という言葉がある。今更意味を問うまでもないだろうが、この言葉にはインターネット界隈に蔓延る「非リア」の嫉妬心や現実への諦めの心が感じられる。
彼らの心の中には「こうありたい」という姿が、中学二年生の頃から変わらない形で存在する。常に思い切った行動を取り、仲間の中心にいる、明るい自分の姿が。
クラスに一人、いじめられている女の子がいたとしよう。もちろんインターネット最下層に蔓延る非リア連中は、それに救いの手を差し伸べるというあまりにも非現実的な英雄願望シナリオを脳内で繰り広げる。そんな彼らの脳内シナリオの終わりとは一体どうなっているのか。これがこのシナリオの述べんとしているところである。

行き過ぎない絶妙なラインを突いた巧みな人物設計

本来エロゲの主人公とは強い個性を持ち合わせてはいけないと考えるのが私の立場である。というのも、常々述べるように主人公=プレイヤーという方程式が絶対だからだ。
目立った行動を見せない主人公というものは、常に真っ白なノートのような存在であって、思考がどうであれ、自分の好きなように解釈できるという利点がある。シナリオ後半、まさにクライマックスに、その解釈に従った行動を主人公が起こせば、その作品はプレイヤーにとって好印象な作品となる。
学校を舞台に、ある種の「いじめ」をテーマに取ったこのシナリオと主人公の思想は、当時からそのような現場を経験して、事態を重く受け止めることのできる人ならではのものだろう。おそらくこのシナリオは、一般層いわゆるリア充のプレイヤーからしてみれば、終盤に主人公が取る行動といい、理解に苦しむものがあるかもしれない。だがしかし、これこそが彼らにとって、すなわち一部のプレイヤーにとっては、悪を滅ぼす行動としての、たった一歩の勇気として強く印象に残る可能性がある。
匿名掲示板の世界では常々両極端な理論しか聞かないが、エロゲをプレイするような人間が日々どのようなことをしているかを見事に逆手に取ったような絶妙な人物設計に、一部のそのようなプレイヤーに対して、この作品を薦めることができるだろう要因が隠されている。

エロゲイ、エロゲーを語る

あなたが始めてエロゲーをプレイしたきっかけは何だっただろうか。
やはりエロゲ製作の基本のひとつは、プレイヤーの共感を得るということである。人間、輝かしい思い出というものは思い出しているだけでも面白いもので、やはりそのようなイベントがシナリオに仕込まれるほど、序盤の展開を有意義にプレイさせることができる。
古くは数あるメディアの中でも表現の自由度が比較的高かった小説等の文字媒体を使用する分野で用いられてきた手法であったが(あまり広い意味での表現だと、独自性が損なわれる)、特に最近ではアニメでも似たような手法が用いられるようになった。主な例としては、なんと言ってもやはりらき☆すただろう。一部の人間だけが共感できる内容を多く盛り込んで、そんな彼らの声はどこかに行くと大きく聞こえるものだから、それを利用して売り込もうというわけだ。
エロゲーという業界の独自性を十分に生かしたシナリオを盛り込むことは、引いてはその作品事態の独自性として高く評価できる。
他のエロゲーにここまで華麗にエロゲーを語るキャラは登場しない。いたとしても、それはどこか遠慮気味であるか、まるで醜く唾を飛ばしながらキモオタが語るような表現が含まれていることだろう。



4月23日(木)21:29 | トラックバック(0) | コメント(1) | 趣味 | 管理

1-B

タイトル直しました。
ご指摘ありがとうございました。

私の英語力がご納得頂けたところで、ここからは正解不正解に関わらず、私の第一回目の解答を問の下に示す。

1:couple
→2人組
2:cup
→お椀、茶碗
3:date
→日付
4:desert
→食後のお菓子
5:break
→壊す
6:bring
→運ぶ
7:build
→建設する、建てる
8:another
→もう一方の、他方の
9:both
→両方の、同じ
10:busy
→忙しい



4月20日(月)21:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

1st impression

本日から更新を開始する。
まずは簡単な単語から共に学んでいくことにしよう。
正解だったものを除いて、問の下に一回目の私の答えを示す。正答は追記欄である。
私がどれだけ英語を苦手にしているかを、じっくりとご覧に入れたい。

1:address

2:business
→仕事
3:care
→助ける
4:carpenter
→ペンキ屋
5:carpet

6:cleak
→(回答不能)
7:conversation
→見出し
8:agree
→怒る
9:appear
→主張する
10:become
→戻る
11:believe

12:able (to do)

13:afraid
→がっかりする
14:alone
→遠く



4月19日(日)03:51 | トラックバック(0) | コメント(1) | English | 管理

新装開店

blogのデザインを一新しました。

これより新体制に移行します。



4月17日(金)22:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

新年度の動向

ここをどうするか

新年度一発目の更新であるが、昨今の生活状況を鑑みるに、このblogの利用頻度は非常に低くなっている。
ラジオ専用blogとは異なる志向を持ち、あちらよりも古くから存在するこのblogだが、最近の動向に従って、いくつかの変更点を設けざるを得ない。

まず基本的に、私のプレイしたエロゲに関するレビューに用いる場としての本質は変わらない。しかしながら、やはり現在の生活状況の変化のため、これだけでは更新頻度も下がる。そのためこちらのblogでは新たになんでも実況V大学関連の情報を扱うこととしたい。これに伴う大きな変更点として、blogのトップタイトルを変更する所存である。この変更は次回のなんでも実況V大学内における講義が行われた直後に行うものとし、それまでは現在の状況のままとする。

続いて、以下を高い頻度で行う。
手持ちの単語帳から数語ずつを問題形式で出題する。これは私個人が英語力の強化を迫られていることにも関係するが、同時に、よくここを覗いている皆様の知恵にも寄与することを目的としている。
私がどれだけ追い詰められているかについては皆様のご想像にお任せするが、少なくともこの一年が勝負であることは間違いないとだけ述べておこう。


以上です。



4月7日(火)20:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

夢見る男達

序盤から高い完成度

メーカーがそれ系列だけあって、序盤から非常にビジュアライズドされたスクリプトに驚く。というのも、最近はゴア螺旋回廊といった、あまり見栄えを優先されない作品や古い作品をプレイしていたこともあって、やっとここに戻ってきたという思いである。
さて、序盤について思うところであるが、まずは声優が一人歩きしていないことは今後変わらず高い評価を与えることになるだろう。すなわちエロゲの中においては自然な会話(声質という意味で)が成り立っていることで、プレイヤーは主人公に感情移入しやすくなる。また、非常に強力なシナリオライターということで、キャラを売りにする作品ではなく、あくまで読み物としての優先度を高める方向に向かって全体が纏まっている印象を受ける。これも実に素晴らしいことだ。
ごくまれに超スター級スタッフを揃えた作品を見かけることもあるが、そのような作品はほぼ総じて成功しないということが、この作品の完成度を物語っている。寿司を食べるときに高級ワインを飲むのではなく、やはり粗茶であろうとお茶こそが一番合うということだ。一流のスタッフというのは個人でそれだけ名前が売れているだけあって自分のスタイルというものを確立している。一流ばかり集めても、その個性同士がぶつかり合うだけなのである。



3月11日(水)00:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

ゴア・スクリーミング・ショウ

何故この作品は評価されているか

元々万人向けの作品を作るメーカーではなかったからだと一言で言ってしまえばそれまでだが実にその通りで、MinDeD BlooD蟲使いといったあたりの作品がそれを強調している。結局のところ、このメーカー最高傑作というあたりが落としどころであろうか。
前々からその筋のファンにとっては割と知られていたメーカーで、ずっとその方向性でやっていればよかったのだが、その作品群の中においては比較的緩めの表現で、かつ恋愛AVGを銘打っている以上は、その終わらせ方を意識せざるを得なかったわけだ。
その上で、巷に溢れている一般的な恋愛AVGとの差異を儲けるためにいくつかの工夫を要している。それがゴアという存在であり、数々のグロであるわけだが、実はこれでもまだ弱い。それを述べるのは非常に容易なのではあるが、述べてしまうとおそらくこの作品を楽しめなくなるプレイヤーも多いであろうから、ここでは詳しく述べない。おそらくこれが原因でこの作品に手が出せなかった人も多かったことだろう。それだけ陵辱というものは古くからアンダーグラウンド的魅力を持っていたわけだ。

なぜベストを尽くさないのか

やはり「こちら側」の作品を多く知る私としては、シナリオの伏線回収時における箔付けに難を示さざるを得ない。文章量に制限があったというならば、その努力をむしろ評価してもいいのだが、主人公のユカとの関係がたったあれだけでは、主人公がなかなか彼女のことを思い出せないのも頷ける。まるで陳腐化した水夏をプレイしているかのようだ。
ところで、最後までプレイしたつもりの私だが、ひとつだけこの作品の重要な部分について解決していないような気がするのは気のせいだろうか。もちろんそれが何なのかはネタバレになるためここでは述べることができないが、残念ながらその部分では全くもって評価できない。
なんともちぐはぐなシナリオだった。結局のところ主人公にとってユカとはどんな存在だったのだろうか。そして主人公、本当にそれでいいのか

早々に切るか最後までプレイするか

やはり人を選ぶ作品であることは間違いないから、まずこの手のジャンルが苦手な人は手を付けるべきではない。またこの作品は、下手に中途半端にプレイしてしまうと、いくつかの伏線が最終シナリオで回収される仕組みになっていることから、最後までのプレイを促されることになる。テキストの文脈が気に入らなかったり、主人公の性格についてもやや一本気な性格を意識して書かれているため、合わないと思ったらその段階で切るべきだろう。
最後までプレイすることを誓った者についても、残念ながら望んだ最後は得られないということを覚悟してもらう必要がある。やはりこのメーカーあってこそのこの作品なのであって、元々はエロを主体にシナリオを組み立てているメーカーだということを覚えておいていただきたい。感動したいのであれば、もっと他の作品をプレイすべきだろう。



3月2日(月)07:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

ゴア・スクリーミング・ショウ さいたま 闇子

噛ませ犬は一匹でいい

まず、ここまでの道程が長かった。煮え切らないシナリオを3つもループすることの苦行については、練達の諸君らには言うまでもないだろう。
多くとも2名までで十分であろう。本題に入るための足がかりとして用意される伏線を薄めすぎてプレイヤーに飽きられ、結果最後までプレイできたプレイヤーにより「最後までプレイすべき」と評価されるに至る作品は多い。この作品は昨今のいわゆる「萌え」とはやや異なるベクトルを行くため、発売当時もややその傾向は強かったことが伺える。

いよいよ本題に迫るか

なんということか、この作品の本題に噛ませ犬3匹の価値はほとんど無い。その証拠に、新たなルート攻略においては、それらヒロインの全てがほとんどそのシナリオに存在感を残さない。
注目すべきは、何故ヒロインがユカにあそこまで嫌われるかではなく、何故主人公がユカに好かれるかであって、すなわちゴアとは何者なのかではなく何者がゴアなのかなのである。それを知るためには、時代は更に昔に遡り、それを知る先人達にスポットが当てられる。
さて、ここでやっと闇子シナリオについてだが、これが例の噛ませ犬3匹に比べて非常に濃く仕上がっている。というより、相対的に濃く感じざるを得ない。プレイヤーに対して明らかな伏線の隠蔽を行うことを、私は評価しない。最後に繋げる(プレイさせる)ために、可能な限り情報を小出しにして、最後のシナリオで全て放出するということは、長距離走においてゴール直前まで友人と一緒にゆっくり走りながら、ゴール前で裏切るという行為に似る。
例えばもしニコニコあたりに全プレイ動画を一本でupできたならば、このようなコメントが流れてもおかしくはないだろう。
初めから本気でやれ
今はただそれが残念だ。

Leaf全盛時代の香り

酷評しておきながら、時にはノスタルジックな思いにすら浸ることのできるこの作品の古めかしさを感じることができるのならば、ある程度この作品の前半部分も楽しむことができる。
スクリプトの微妙なつぎはぎ感から始まり、CGの塗りの甘さや、BGMのチープさ、そして細かなボイスの棒読みっぷりは、エロゲ文化発展時代の名残を感じさせる。実は、まさにこの絶妙な感じこそが本来エロゲーのあるべき姿であって、また古参プレイヤーである我々の「しがらみ」でもある。
その話はさておいて、本題のシナリオ本編はこれからが勝負である。私をここまでプレイさせたのだから、素晴らしいシナリオを期待したい。



2月26日(木)00:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

春休みに関して

久しく更新していないことを、誠に遺憾とするばかりであるが、そもそも更新する時間もそう多くないということをご理解願いたい。

春休みの一挙朗読はどうなるか

水夏の一挙朗読からどれだけの時が経っただろうか。いやむしろ、これまでのペースのほうが異常だったとも言える。夏休み、クリスマス、春休みという三回の一挙朗読が行われることは今後ほとんど在り得ないだろう。
さて、それよりも今回の春休み一挙朗読企画であるが、やはりこれも研究室の兼ね合いひとつで、休みがあまり短い場合には、リアル関連で他にこなさねばならない仕事を優先することになる。

三月後半ほぼ全休

暫定の情報だが、これはあまりにも大きい。ただし他の兼ね合いについては未定であるから、まだ油断はできない。
さて、今回の朗読作品であるが、実はTo Heart2が自分の中で大きな存在となっている。不況の今だからこそ、当時を髣髴とさせる明るいシナリオをチョイスしようと思うのだ。
もしくは、最近の新しい作品をこれに充てるのもいいだろう。さくらシュトラッセはその有力候補である。
もうひとつ、春として忘れられない作品がある。練達のベテラン達には言うまでもないかもしれないが、それは舞い散る桜のようにである。
通常候補としてはもしも明日が晴れならばか、そうでなければCROSS†CHANNELであるが、ここで意外性という意味ではあえてのCLANNAD渚アフターも面白いところだ。


春休みの一挙朗読に向けて動き出します。



2月20日(金)01:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

ゴア・スクリーミング・ショウ  深園 希衣佳

終盤で化けるヒロイン

サブヒロインとしては無難なキャラ設定と思われた深園 希衣佳であったが、そのエロはさておき、その大元が曝け出されるまでの過程は高く評価できる。この手の大人しいヒロインの本性がエロによって暴かれるシナリオは多々あるが、その外の部分での本性、すなわち何らかの原因があって大人しい性格でいることを強要されている存在のキャラが、言動面で本来そのキャラが持つべき性格を見せるようになるまでの流れの中で、エロすなわち性欲というものも、単にその一部でしかないことを示す構成、つまりエロはフラグ成立直後にクリアし、主人公と共に困難を乗り越える過程でそれが判明することは、ヒロインの新たな面に気付くことができることへの喜び、引いてはヒロインの魅力に繋がる。それゆえに、EDにおけるあの帰着は甚だ残念であると言わざるを得ない。

どう帰着するべきだったか

そもそもこの記事はこれを述べたかった故の更新である。もちろんこの先の内容は私個人の好みが強く影響されるし、必ずしも正しいものではないが、ヒロインの捉え方が秀逸なシナリオだっただけに、新たな帰結を求めたいと思ったわけである。
以下ネタバレにつき全文反転。

希衣佳の引越しという流れは分岐後シナリオ後半での速い段階で決定してもよかった。あの母親あってして、行動の速さは十分に納得できるからだ。主人公を家に呼び出した段階で、母親が行動を起こす原因に足る。ここでユカの行動について、これでは二人の前に現れる必要性は無くなるわけだが、幻覚が見えるという意味では、ユカの嫌がらせとして繋げることも可能であろう。
貞島融解イベントによるメイン部分のシナリオ終了後、主人公は希衣佳を映画に誘う。内容はいわゆる怪獣もの。
主人公「見たこと無いって言ってたよな」
そして希衣佳渡英。
後日。主人公は例の館のあった場所に由規の墓標を立てる。ペンダントを供えて振り返り、希衣佳に会いに渡英することを心に誓う主人公。 //


シナリオの構造がサブ3人終了後にメインというかたちになっているので、あまり目立ちすぎる終わり方は良くない。私はあの超高速で時が過ぎるEDが認められないのであって、そうはならないような工夫を施しながら、それでいてプレイヤー自身の思考が入り込む余地を作ることを心がけた。

あくまでメインシナリオを立たせるためだけの噛ませ犬シナリオでしかなかったのかもしれないが、作品全体の評価がたった一本のシナリオで決定することはほとんど無いので、最後まで妥協しない丁寧な作品作りを心がけて頂きたいものだ。



2月8日(日)08:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


(4/58ページ)
最初 1 2 3 >4< 5 6 7 8 9 10 最後