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エロゲと英語のブログ
 



2007年3月を表示

Kanon 京アニ版

友人宅で京アニ版Kanonの1~2話を見た。

原作に忠実だったのはむしろ東映版ではないか?

おそらく声優も原作と同じメンバーを揃えたのだろうが、いかんせん10年近く前のゲームである。当時の声優も色々な経験を積んで成長したのだろう、演技力が最早当時のKanonではない

私は常に原作最高の立場を取るので、アニメとして見た時の作品のクオリティーの上昇は素直に喜べるが、それが原作を離れれば離れるほど懸念を覚えずにはいられない。これがあのKanonなのかと。
まず気になったのは名雪の仕草である。私のイメージではもっとトロさがあったように思うのだが、keyの作品であるが故の「現実離れ」したヒロインの性格がいくらか軟化されている。これはアニメ化にあたり京アニ側が意識して修正をかけてきたことは明白であり、その点は京アニの特徴ともいえる非常に繊細な世界観の描写に適した修正であって、単にアニメとしてみるならばおそらく正解であろう。そこにより成長したと思われる声優が声を入れるのだから、原作より落ち着いたキャラが多くなるのは当然とも言える。

前もって原作をプレイしていた人ならいいが、このアニメを見た後に原作をプレイする人のことを考えれば、出来過ぎたアニメは逆に原作の評価を下げる行為に他ならないのではないか。
何度も言うが、私は常に原作最高の立場を取る。よってこのアニメは残念だが切り捨てという形をとらせてもらう。

このアニメはどうも客観的に見ることができない。だから切り捨てなのであって、そのものの出来については、大量にアニメを見ていない私が語らずとも皆の方がわかっているはずである。
特に大きかったのが、声優の成長である。ここに差がありすぎる。私からするともっと「固さ」のある声でやってほしかった。しかし元々からそれは叶わぬ夢であることは、原作の古さからも重々分かっているつもりである。つまり時期が遅すぎたのだ。「原作が古いから」と原作を攻めるか、「アニメが違いすぎる」とアニメを攻めるか、私は後者である。

しかし今回アニメ版を見たことで、原作の良くない部分もいくつか見えてきた。これが「原作の古さ」を攻めた理由でもあるのだが、これはライターの成長により、その後のkey作品ではほぼ克服され、こちらはよりアニメ化しやすい作品となっていることは確かだ(それでも難しいことに変わりはないが)。

とりあえずこのアニメも最後までは見るつもりだ。切り捨てと言ったのはあくまで原作との比較の拒絶を意味するもので、完全リニューアルされたKanonだと思えばいいだけのことだ。
改悪されたのではなく、改善されすぎたことが私の中で欠点となってしまったアニメは初めてだ。映画ではいくつか出会っているのだが、それでも久しぶりのことである。

どうやら次はCLANNADらしいが、これはもうこちらからプレッシャーを与えてでも今以上の完成度としてもらわなければならない。Kanon、ましてやAIRより最近の作品を扱おうというのだから、ここまでの理論によるとより素晴らしい作品が出来上がるはずなのである。





映画の方はまた出崎だとか。



3月25日(日)04:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

お知らせ

強化月間開始に伴い更新が滞ります。
ご了承ください。



3月20日(火)21:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

ナツメグ ほとりシナリオ

そういえば忘れていた。

ついさっき野島 ほとりシナリオ終了。
この前のこの作品のレビューでは結構な嫌味を言ったつもりだったのだが、まったくエロゲとは不思議なもので、たった一周のプレイで評価ががらっと変わったりもする。

何が目的でねこねこの風味を残したか?

イメージとしてはサナララの持つそれに近いことは前回のレビューでも言った通りであるが、特に特徴的といえるのが物語の終わらせ方である。これは各自プレイしてもらって見ていただくしかないわけだが、おそらく全シナリオを通して、肝心な部分は強制オートモードだろう。
終盤において最も意識しなければならない「帰結」の部分に的確にこれを用いることは非常に難しい。そこまで読み飛ばしてきたプレイヤーも、そこでは平等に読み進まなければならず、つまりはそこがそのシナリオの「答え」であることを示している。
もとい、ねこの作品ではこれ以前に答えが既に提示され、最終的な物語の終わりを意味する場合に用いられてきた手法であったわけだが、これを強く感じられるこのとそ、この作品がねこの遺産に強く依存するイメージに繋がっている。逆に言うと、これでどこまでできるかをコットンなりの考えで模索したとも言える。

コットンが萌えゲー寄りで作品を展開していくことはこの作品をプレイすれば明白であるが、それにあたって段階的にねこのイメージを払拭していこうとしているのならば、片岡大先生がメインヒロインのシナリオに一枚噛んでいる時点でそれは大きな間違いではないか。ほとりシナリオをプレイしたことで、私はコットンの持つポテンシャルを実感することができた。まだまだ良作と言うには物足りないが、彼の特徴的な文脈が登場しないほとりシナリオにおいて、巷でも悪くない評価がなされているし、シナリオの流れとしてはメインヒロインの由佳子以上に手の込んだ印象を受ける。

分岐後のパートはそれぞれ個別に制作されており、重複もほとんど無いからよいが、分岐前の各パートにもう一工夫あれば、後半の展開にもうちょっと重さを作ることができただろう。軽い作品をイメージするには重過ぎるし、重い作品としては少々印象の弱いものになっている。特にED後の残りヒロイン(フラグの成立しなかったヒロイン)との関係に大きな変化を起こすことができなかった点は、この作品のコンセプトすら揺るがしかねない大きな問題点である。「またみんなで会えるよね」で終わるのではなく、「あの頃のままで、次はいつ再会できるだろう」であったならば、この作品はより上品な作品となっていたかもしれないが、萌えゲーとしての価値を高める場合は、まだ前者で十分と考えることもできる。

私も全ヒロインを攻略しているわけではなく、プレイヤーによって意見が変わってくるかもしれないが、全体としては片岡先生の助けを借りながらこんな作品を作ってみたけどどうでしょう? という内容である。ほとりシナリオは、先生の力を借りずに挑戦したシナリオの中で巷の印象が良かった内容といえる。元々この作品のシナリオのような、終わり方が最初から予定されている作品にとって、彼女のような設定(分岐後に判明する)のキャラは扱いやすいという側面もあって、出来はそこそこのものになっている。

これだけできるのであれば、次回作は買いである。ただしあまりに片岡先生を頼っているようでは、ねこファンにとって複雑な心境であり、私の場合は可能な限り新しい路線を開拓していって欲しいと願うばかりである。



3月19日(月)00:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

イースⅠ・Ⅱ

昨今のアクションRPGの原点とも言われる普及の名作をプレイ。

名作。プレイする価値あり。

何が凄いかというと、これが20年近く前の作品だということである。この完成度は最近のRPG作品と比べても見劣ることはない。
アクションRPGの元祖としてあまりにも有名なこの作品のゲームシステムが業界全体に与えた影響は、実は他のジャンルにこそ強かったような印象も受ける。縦スクロールマップに敵キャラを配置し、それを目視し破壊できるという点では、これは当時のRPGには無かった感覚であり、これが後に「アクションRPG」という言われ方をするようになるのだが、現在の発展したゲーム業界においてこれに近いゲームシステムを持った作品といえば、例えばゼルダの伝説とか聖剣伝説であり、更に言うと三国無双もゲームシステムの根本的な考え方としては非常に近いものがある。
RPGの大きな特徴の1つである「マップの大移動」という要素を満たしながら、「ターン制である」という当時のRPGの大前提を満たしてはおらず(FFのバトルシステムはターン制の変形と考える)、これが結果的にはどちらかというとアクション系の作品に強く影響を与えた結果となっている。

「バトルフェイズ」と「マップフェイズ」という2つの場面が存在する作品をRPGと言うならば、このイースシリーズにそのような概念は存在せず、この作品はアクション系のゲームに分類できる。しかしながらRPGと呼ばれる所以は、登場キャラの強化要素の満たし方がRPGのそれにしか見られないものだからである。
アクション系の作品に「レベルアップ」や「装備品で強化」という考え方は一切無い。どんなに難しいステージとなっても1回のミスは1回であり、決められた回数だけ失敗すればそれが最初のステージに戻ってミスしたとしても結果は同じである。この点において、イースシリーズはRPGである。
果たしてこの作品はどちら側の作品かと聞かれたならば、その作品のメインファクターを考えれば自ずと答えは出てくる。どちらかと言うならば、イースシリーズはアクションゲームである。

当時のRPGやアクションは難しさを競う時代だったことは皆様ご承知の通りであり、二極化の進む中で上手くこれらのゲームシステムを組み合わせることでゲーム全体の難易度を抑え、「誰もが楽しめるゲーム」を作りことに成功した当時の日本ファルコム社員は賞賛に値する。もしこの作品が無ければ、今頃のRPGは迷路のようなダンジョンがマップ上に20個ぐらいあってもおかしくは無かっただろう。それをできるだけ早くクリアすることが、ゲーマーの「楽しみ」になっていたはずなのだから。

よくこの「アクションRPG」というゲームジャンルについて言われるのは、RPGにアクション要素を加えたという考え方である。
イースシリーズをアクションRPGの元祖とするならばそれは間違いで、むしろアクションにRPGの要素を加えたと言った方が正しいと言える。
しかしゲーム業界は非常に複雑で、単にその作品があるジャンルに加えられていたとしても、大きな目で見ると様々なジャンルの作品に影響を受けている。よって「あの作品はこういうジャンルだから」という言い方は実はおかしいのである。もしそういう話をするならば、「あの作品はどういうアクション要素を持っているか」という所から話さなくてはならない。


私はこれを友人の家にあるFC版でプレイしたが、PC版でリメイクされているようなので、興味のある方は探してみるといいだろう。続編も出ているので、それとあわせてプレイしていただきたい。



3月17日(土)17:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

イベント月間 映画配信の内容

何を配信するかという話である。

まず、リクエストのあった「飛行機の出てくる映画」であるが、家にあるDVDを探してもなかなか難しいリクエストであった。
配信する内容は自分の中で既に大まかには決定済みであるが、この「飛行機の出てくる映画」は特に大作の部類に入る作品である。アメリカの娯楽映画は反吐が出るほど自国万歳を意識している場合があるが、今回配信予定の「飛行機が登場する映画」については、実史をもとにした完成度の高い名作であり、3時間超の大作としても映画史に名を残す名作である。こういう映画を作らせてもアメリカは非常に上手いので、飛行機好きは是非見ていただきたい内容である。この映画の脚本は「宇宙開発」がメインテーマでもあるので、宇宙の話が好きな人も見逃せないだろう。


さて、他の映画についてだが、こちらはほとんど個人的に選んだ名作映画である。
「泣ける映画」とはよく言ったもので、私が配信する予定の作品はほとんどがこのように称される。もちろんこの手の作品でネタバレは厳禁である。映画の内容をどう捉えるかは人それぞれであるが、最近の単純な映画しか見慣れていない人にとっては退屈な内容に見えるものがほとんどであり、後から解説を加えるのもどうかと思うので、自身の無い人は児童向けの絵本を読んでおくとよい。単純化された内容を深く読み取ることができると、配信予定の映画についてどれも感動できるはずである。



この時点で懸命なこのblogの常連はお気づきであろう。私が何というタイトルの映画を配信するかということを。
ある程度予想している方はここのコメント欄に予想を書いていってもらいたい。なかなか面白いことになりそうだからである。



3月16日(金)18:24 | トラックバック(0) | コメント(3) | 趣味 | 管理

基礎物理化学概論について

さて、私の講義を聞きに来てくれた人が数名いたようだが、やはりきちんとした「学問」である上に、高校レベルの知識を要求していることもあってか、相当数の視聴者が苦労していることだろう。

化学を細かい分野に分けると、これ以外にももっと大衆向けの分野について講義することも可能だっただろう。しかしあえてこの「物理化学」を選んだ理由は、身近な現象を化学を用いて説明することで、化学に対する興味を持ってもらうことを目標に据えたかったためである。
ある化学式の説明をしたところで、やはりそれが身近なモノでなければ、その知識を一生活かすことも無いだろう。実験室でしか見られないものを「そういうもんだ」と説明するより、世の中で起こり得る現象を全て化学を用いて説明することができれば、この話を聞いた人はそれを話題にしてこれまでとは違った人との会話に加わることもできるだろうし、この世の中を違った視点から見られるようになれば、更に深い知識を得るための足がかりともなる。

しかし実際に講義するとなると、資料の作成だけでもかなりの労力である。1日6時間は資料作りをしているが、この先講義のレベルが上がるに従って資料の準備にかかる時間も増加することだろう。それにしても春休みに講義のために勉強する不真面目な学生とは、想像してみるとなかなかシュールな光景ではないか。

ここまでしてやったことに対しては、何らかの成果を挙げなければ意味が無い。この成果を他のラジオにも生かして、より面白いトークができればいいと思う。



3月13日(火)23:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

自己奮闘中

なんでも実況VIP18禁放送大学
http://live24.2ch.net/test/read.cgi/livevenus/1173684311/l50


己のトーク力の限界に挑んでいる。
興味ある人は参加されたし。

ここではDJ名(教授名)「18禁」で通っているので、冷やかしの一貫にでも見に来てほしい。



3月12日(月)21:00 | トラックバック(0) | コメント(1) | 趣味 | 管理

春休みは外に出よう 2

旅行の楽しみ方も様々である。観光が最も代表的なものであるが、なかには移動がメインの旅行プランを組む人たちがいる。主に鉄道ファンと呼ばれる連中である。
最近では目的地を特に決定しない「ぶらり旅」が一部話題になったことがあるが、個人的にこれはおすすめしない。田舎であるほど行動範囲や移動時間に制限を受けるため、特に移動手段として公共機関を使う場合は注意が必要である。

さて、目的地に着いたらまずすることといえば何か。答えは一つしかない。
美味いものを食う。
まずはこれである。特に地方ではその土地ごとに名産の菓子だったり郷土料理があったりする。特にその場所でしか食べられないものを優先して食べに行くこと。食べ物はその土地ごとの風土を理解し、歴史を知り、旅行に大きな意味を持たせることのできる最高のアイテムである。目的が観光以外のところにある場合以外は、なるべくコンビニを利用しないことが旅行を楽しむためのコツでもある。

もう一つ言うと、2人以上での旅行でない限りは、写真は絶対に撮ってはならない。
写真が趣味だったりむしろ職業が写真家である場合は話は別だが、何も残らない写真は撮る必要が無い。その時に得た「何か」は思い出の中にのみ宿るのである。当時のことを思い出したければ、またその場所を訪れればいいのだ。むしろそのためにも敢えて写真は残さないほうがいい。
自分が死んだときにそんな写真がいっぱい残っていると、親族もやるせない気持ちになることだろう。思い出は自分だけのものだ。他人に見せびらかすようなものではない。


思い出と人としての成長はいくらお金を出しても買うことができない。春休みは是非近場でもいいので旅行してみてはどうだろうか。



3月10日(土)21:50 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

春休みは外に出よう

これから一ヶ月間、家に篭もろうという私が言うのもなんだが、せっかくの長期休み期間なのだから、少し遠くに出かけてみるのもいいだろう。
休日の楽しみ方は人それぞれであるが、これでもラジオを始める以前はしょっちゅう一人旅をしていた私だから断言できる。人はいろんなものに刺激を受ければ受けるほど成長すると。その中で最も身近な手段が旅行である。

やってみたいことを実際にやることができるのは、長期休みがある学生ならではの特権である。社会人ともなるとほとんど休みが取れず、こういった時間が取れなくなってしまうからこそ「今」が重要なのである。私が「働きたくない」と言う理由は、実はこれによるところが大きい。毎日嫌な上司に頭を下げながらストレスを感じるようなことはしたくない。自分の好きなことをしながら、生きていくに困らないだけのお金があれば私はそれでいい。

旅行というとお金がかかるように思われがちだが、やろうと思えばいくらでも安上がりな旅行は可能である。しかし自転車や徒歩といった体力勝負の旅行は素人には些かオススメできないので、まず移動手段としては自家用車か電車、バスといったあたりだろう。
私がよく用いるのは北海道&東日本パスである。似たような切符としては青春18きっぷが有名である。これをフルに活用することで、日本全国を闊歩することができる。ピンポイントの移動であればバスのほうが安い場合もあるため、色んなサイトを調べてみるといいだろう。

日帰りでなければ宿を探さなくてはならない。STB(駅寝)と呼ばれる高等テクを用いる猛者にとっては無料にも等しいのだが、これもやはり一般人がやるべきではないことは確かだ。
目的地が近場であったり都会である場合には、そこに住んでいる友人の家に泊めてもらうと安上がりに済む。旧友でも親戚でも、布団で眠れるのであれば使える所は全て使うという思い切りのよさが重要だ。久しぶりに見る友人の顔というのも旅の1ページである。

温泉街であれば湯治客のために用意された素泊まり用の宿が格安で使える場合がある。しかし自炊しなければならないため、人によってはこれが苦痛になる場合もあるが最近はどこにでもコンビニぐらいあるからたいした問題ではないだろう。たまに湯治客との触れ合いがもとで食べ物を少し分けてもらったりもする。この「温かさ」に触れてしまえばもう後には戻れない。
都会であればカプセルホテルでも十分だ。しかし最近のカプセルホテルをなめてはいけない。むしろ自宅の布団より寝心地がいいことすらある。

難しいのは田舎への旅行有名観光地だ。田舎という意味では特に北海道が難しい。
どんなに山中を目的としていても、地方都市を拠点とすればいくらか融通が利くのだが、北海道の広さにだけは太刀打ちできない。道東や道北の大自然を目的地とする場合は特に気をつけたい。冬であれば凍死の危険性すらある。
東京から日帰りであれば熱海や箱根、または奥多摩、秩父といったあたりが有名であるが、ここは逆に金を持った観光客が多く押し寄せるために、節約旅行にはあまり向かない。



続く



3月9日(金)16:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

温泉の効力

温泉は素晴らしいものである。

これに意義を唱える日本人はまずいないだろう。
かくいう私も温泉好きなのであるが、最近家の湯沸し機が故障したために近所の温泉に出かけたのがきっかけで、時間を見つけては近場の天然温泉浴場の発掘に出かけている。

青森県在住の私からすると、地元で最も大きな温泉街といえば浅虫温泉であり、また逆に言うとここしかないというのが実状である。それ以外はほとんど寂れているか一軒宿のどちらかであるのだが、人が少ないことが幸いしてか、実はこの「一軒宿」と言われる類の温泉が非常に多い。東北の山間部、特に北東北の山間の温泉の素晴らしさは異常である。

どう素晴らしいかについては人によって定義がバラバラであるからここでは言及しないが、私が温泉に求めるものは、その温泉の質よりむしろ雰囲気である。
なかには電気すら通っておらず、ランプの宿として売り出している温泉もあるが、個人的には大きく宣伝しているような温泉宿はもう論外である。電気も通ってないような場所にある温泉宿がよくHPなど作れるものだ。笑えてくる。
http://www.yo.rim.or.jp/~aoni/

むしろ温泉ということだけに特化するならば、最早お金を取る必要すらないという考えがまだ通用している青森県はある意味立派である。そんな温泉といえばもちろん混浴ということになる。
人の多いところでこんなことをやると痴漢が多発することは間違いないだろうが、ここいらでそんな話を聞くことは無い。おそらく狙われるような若い女性がもとからいないからではないか。
http://homepage3.nifty.com/masakari/kappa.htm

なかにはこんな温泉もある。しかしここまでのレベルとなると相当の猛者しか手を出さない。わかっているとは思うが、行ってみたいからといって冷やかし半分でこのような名所には絶対に立ち寄らないでいただきたい。
http://aomorikuma.hp.infoseek.co.jp/spa/spa.htm
http://aomorikuma.hp.infoseek.co.jp/gallery/tasiro/tasiromotoyu.html

このような温泉を知ってしまうと、TVでタレントが行くような「秘湯」はうそっぱちとしか思えなくなる。彼らにとっては入浴することも仕事でしかない。
プライベートで秘湯を目指す人々にとって、その湯は今までの垢を洗い落としてくれるだけでなく、その湯を発見できたことの達成感、そしてそれをなによりも盛り上げてくれる最高の雰囲気こそが重要なのである。有名になってしまっては最早そこは「秘密の湯」、つまりは「秘湯」とは言えないのではないか。

もしかしたら、案外あなたの家の近くにも、隠れた温泉があるかもしれない。たまにはちょっと外に出てみて、秘湯を求めてぶらり一人旅のようなことをしてみてはどうだろうか?



3月8日(木)19:59 | トラックバック(0) | コメント(1) | 趣味 | 管理


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