HENTAI & English learning room
 
エロゲと英語のブログ
 



2006年12月を表示

最終更新

今年の記事更新は全て終了しました。

来年の更新再開は1/4頃からを予定しています。



12月30日(土)02:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

エロゲ この曲を聴け! 2

Kanon朗読のログを改めて読み返していたところ、休憩時に使用していた曲の詳細を求める書き込みや、私のお気に入りの曲に関しての詳細を求める書き込みがいくらか見受けられたので、ここでいくらか紹介してみたい。
放送中に使用した曲については既に放送内でいくらか語っているので、ここでは使用しなかった曲からいくつか紹介する。


true my heart (Nursery Rhyme-ナーサリィ☆ライム-)

まずは「エロゲらしい」曲から紹介したい。つまりは属に言う「電波ソング」なのだが、この「電波ソング」にも2種類あると私は考えている。
電波ソングかそうでないかは、そのほとんどが曲調によって決められることが多い。その中でも、より歌詞が「ぶっとんだ」内容の曲ほど有名になりやすいのだが、そういう意味で有名になった曲のほとんどが、その曲の含まれる作品から一人歩きしてしまっているため、作品自体を上手く印象付けている曲としてはこのような曲こそ有名になるべきではないか。


Dream ~The ally of~ (D.C. ~ダ・カーポ~)

最近のJ-POP業界では、女性二人組デュオがヒットを飛ばすことが無くなって久しいが、花*花Kiroroに代表されるような、優しい曲調および歌詞を得意とする集団の作る曲のイメージが、この曲にはそのままある。
よく「一般人にも受け入れられるようなエロゲソングは何か?」という討論を見かけるが、この曲こそまさにこれに相応しい曲だろう。


WHITE ALBUM (WHITE ALBUM)

エロゲヲタにとってはクリスマスソングの王道とも言える一曲である。というより、冬になると脳内でずっとこの曲が流れている人がいるほどであり、ゲーム本編の内用と相成って、今や伝説と化した名曲である。
もし、彼女いない歴=年齢の人がついに彼女を作った時は、私から、これまでの人生のED曲としてこの曲を贈りたい。

白い雪が街に やさしく積もるように
アルバムの空白を全部 埋めてしまおう


このフレーズはあまりにも有名なので、是非覚えておきたいところだ。


misery (彼女たちの流儀 -Their Styles-)

どこかglobeを思い出させる曲調に懐かしさを感じずにはいられない一曲。製作者側がまさにそれを意識して作ったならば本当に見事な出来である。歌詞もこの曲調に見事にマッチしており、エロゲソングの完成度としてはトップクラスといえる。


K・I・S・S (Kissing!! -under the mistletoe-)

曲の出来はともかくとして、個人的にカラオケに入れて欲しい曲の筆頭である。もしこの曲がエロゲソングでなかったならば、真っ先にこの曲を女性と歌って、合コンなら合コンを、飲み会なら飲み会を盛り上げているところだ。
想像してほしい。カラオケボックスの一部屋にいる全員で「K!I!S!S!」と叫んでいる光景を。盛り上がること受け合いである。





12/30~1/4までは帰省のため更新できません。
それでは良い年末をお過ごしください。



12月29日(金)16:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

ef-First Fan Disc

今や賛否両論の作品、ef-the first tale.であるが、年末のプレイに先立ち、前コミケで配布されたというFDをプレイした。
正直、発売前からFDはどうかと思ったわけだが、minori儲からすれば、これも想定の範囲内でしかないのかもしれないので、これを友人から借りている立場の私がとやかく言うことではない。

ここでは、所謂「プレイ前の感想」を述べさせてもらう。
これだけでこの作品群全体を評価することはできないが、私個人としては、前々からこの作品で新海誠氏がどのような演出をしてくるかにだけは興味があり、それだけにef-the first tale.(以下「本作」と表現する)の購入は発売直前まで検討された。
結果的に私は購入を見送ったわけだが、親しい友人が躊躇いも無く本作を購入し、Kanon朗読終了後いよいよ私の手の中にあるわけである。



①スクリプトの技術的進化

元々メーカー側が本作を意識してこの部分に力を入れていたのか、それとも単にスクリプト担当の技術力によるものなのかはわからないが、minoriのような単独メーカーにとっては、VAのように多くのブランドを抱えるメーカーとは異なり、この点についても楽ができないことは確かである。
最近のエロゲ業界では、fateに代表されるような、視覚効果としての重要度が増したスクリプトも、その作品を評価する際の重要なファクターとなりつつある。本作はfateのような「動」の印象が強い作品ではないため、逆に本作の持つ「静」の印象をこの技術でいかに表現していくかに注目したい。


②超有名原画師の起用

七尾奈留氏が曲芸と仲間割れしたのはもう大分昔の話だが、その人気とは裏腹に判子画師としても評判なだけに、彼がこれまでに携わった作品のイメージからの脱却が最も重要な課題であることは言うまでも無い。もし本作が曲芸によって制作された作品だったならば話は別だが、別メーカーの作品にD.C.水夏のキャラをそのまま持ち越されては、七尾自身が曲芸脱退後に関わったこれまでの作品とほぼ同じ程度の評価しか受けられないことになってしまう。そろそろ髪型や体格だけを変えて誤魔化すのも限界ではないだろうか。


新海誠氏の動画編集能力と視覚効果

映画が好きな私からすれば、ゲーム本体の体験版よりむしろ新海氏のムービーが早く見たかった。
minoriの作品は、特にWind-a breath of heart-以降、OPムービーを始めとするアニメ動画について、今回はこれでどのような世界観を構築してくるかによっては、作品の印象自体が大きく変わると言えるぐらいに重要なファクターとなっている。それだけに、FDにこれが含まれていなかったことは残念であるが、逆に考えると、「今回も凄いムービーを用意してますから、本作を買ってくださいね」という、メーカー側の自身の現れと捉えることもできる。


④全く実体が掴めないシナリオ

単なる人物紹介で終わってしまっているFDのメインコンテンツであるが、もといこんなFDでいくらか儲けようというメーカー側の意図には賛同しかねる。
本作がどんなシナリオで、どのような展開を見せるのかが全く不明である以上は、実際に本作をプレイしてそれを確かめるしか方法はあるまい。もしこれこそがメーカーの意図するものだったら私は驚きである。朝から何時間も並んでまでしてコミケでこのFDを買うような人達が本作を買わないとは思えないからだ。


年末を楽しく過ごせるかは本作の出来次第である。私を絶望させるような真似だけはしないで欲しいものだ。



12月28日(木)05:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

今日、この日は私に何を残したか

Kanon一挙朗読における残骸というべきものをここに転載したい。
これは元々、朗読開始前に読み上げる気で制作していたものである。
まだ未完成ではあるが、そのままの状態で記載するのもまた一興というものだろう。


Kanonプロローグ改良-クリスマス企画朗読.txt より

雪が降っていた。
重く曇った空から、真っ白な雪がゆらゆらと舞い降りていた。
冷たく澄んだ空気に、湿った木のベンチ。
「・・・」
俺はベンチに深く沈めた体を起こして、もう一度居住まいを正した。

俺には起きるだろうか。
一面の雪景色を、全て金色に染め上げるような、そんな「奇跡」が。

「ひとつだけ、訊いていい?」
自問自答する。
最初は美しく見えた雪も、今はただ鬱陶しかった。

缶コーヒーを取り出す。
「今までの俺の人生は、缶コーヒー1本ぶんか?」
目の前の缶コーヒーを眺めながら、今までの人生を振り返る。
素手で持つには熱すぎるくらいに温まったコーヒーの缶。
痺れたような感覚の指先に、その温かさが心地よかった。
「20年・・・そうか。そんなに経ったのか・・・」
温かな缶を手の中で転がしながら・・・
もう忘れていたとばかり思っていた、子供の頃に見た雪の景色を重ね合わせながら・・・。


「>>1のクオリティー、わすれないでね・・・」
「そういうお前こそ、俺のコテ覚えてるか?」
「ただの名無し。」

雪の中で・・・。
誰の姿も見えない掲示板の中で・・・。
今までの人生、一息で埋めるように。

「ぬるぽ」
「ガッ」
「今北産業」
「だまってkskしろよ。常識的に考えて・・・・・」

一言一言が、地面を覆う雪のように、ココロの空白を埋めていく。
部屋の窓越しに降る雪は、さらに密度を増していた。



12月27日(水)07:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

クリスマスが近い件について

クリスマス企画要項を掲示いたしました。http://roudokuvip.blog82.fc2.com/

上記のURLから放送日程を確認して、お間違いの無い様お願いいたします。

放送終了後の更新については、12/30の更新をもって年度内の更新は終了する予定です。来年は1/4頃からの更新再開を予定しています。



12月21日(木)19:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

いよいよ体調管理と時間調整を怠れなくなってきた件

クリスマスまでの残り日数が少なくなってきた。
いよいよ体調管理と時間調整を真面目にやっていかないと本番で痛い目にあう時期である。
せっかくなので私個人のここからのスケジュールを公開する。

12/19 25:00前就寝

12/20 8:00前起床

学校

一部の友人と忘年会(徹夜)

12/21 そのまま学校へ

帰宅。15:00までには就寝

12/22 早朝に起床

午前は学校

午後 15:00には就寝

24:00(12/23 0:00)起床

クリスマス前ラジオ開始


一切の妥協は許されないのがこの「(体内の)時間調整」である。20日から徐々に夜型のスタイルになるよう調整するが、まずは徹夜により体を慣らすことから開始する。今回はここでアルコールが入ることになるのでなお良い。
体内時計の時間のずれは就寝時間によって調節できるので、それを利用して正午過ぎには就寝するようにする。結果的にラジオ前には体調万全な状態で望めるというわけである。

予定上、明日は更新できません。ご了承ください。



12月19日(火)22:15 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

ねこねこソフトについて

前回と同じ形式で、ねこねこソフトについて比較する。
ねこねこの場合はブランド自体が新規立ち上げであるかめ、メーカーから発売した作品全てが比較対照となる。なお、ここにナルキッソスは含まないものとする。
FD、麻雀については根本的に全く別物のゲームであるため、ここから除外する。
White、120円の春(PS2版)についても未プレイであるため、ここでは比較しない。


①シナリオ
ねこねこソフトでは、イメージ的に大きく分けて2種類の作風が混在する。属に言う「銀色的な作品」と、「みずいろ的な作品」である。ここは完全に個人の趣味であり、好みによって感想も大きく異なる。
ねこねこソフトでは、この2つのテーマを別の世界観で描こうとした作品が多く、結果としてそれらの処女作にあたる、銀色とみずいろが相対的に評価が高い傾向にある。また、朱も最近になって再評価される動きがあった。
後半期の作品となると、シナリオよりもキャラが立つようになり、シナリオに関して言えば前半の作品の方が上といえる。

銀色>みずいろ>ラムネ=朱>スカーレット≧サナララ


②音楽
これに関して言えばねこねこ儲の意見はほぼ一致する。朱の音楽がずば抜けて良い。しかしVo曲に限って言えば、みずいろも高評価を得ているし、元々どの作品について考えても高評価できる点である。

朱>みずいろ≧ラムネ=サナララ=スカーレット≧銀色


③CG
ほぼ秋乃武彦氏によって描かれたものがほとんどだが、これについてはやはり後の作品ほど良いとしか言いようが無い。しかしコンスタントに作品を発表するメーカーだったため、画風の変化を判断することは私にとって困難なことで、特に朱以降はほぼ横ばいであるような気がする。

朱=ラムネ=スカーレット=サナララ≧みずいろ≧銀色


④エロ
FDの出来が良すぎるとしか言いようが無いファクターだが、「銀色的作品」と「みずいろ的作品」では、エロイベントに持たせている意味が全く異なる。前者では「先に待ち受ける絶望」に対して使用し、後者では「恋の成就」という形で用いられている。このどちらについても、結局はエロゲでしか表現できないものであるため、ここではおおよそその出来は同じぐらいとする。

銀色=みずいろ=朱=ラムネ=サナララ=スカーレット


⑤ぽんこつ
ねこねこ儲と言えばこれを比べずにはいられないのが性というものだろう。ここでは、よりぽんこつなヒロインほど素晴らしいと考える。
もちろん最高はみずいろである。残念ながらそれ以外の作品については、私はぽんこつが趣味ではないためにどれも同じにしか見えない。

みずいろ>朱=ラムネ=サナララ=スカーレット>銀色


以上から、その結果を総合的に比較する。
やはり「銀色的」を支持するか「みずいろ的」を支持するかで、この最後の評価も変わってくる。「銀色的」を支持する場合、シナリオ以外のファクターがほぼ最下位にありながら、それでもなお最高の作品と考えることになる。

「銀色的」を支持する場合
銀色>みずいろ=朱>ラムネ=スカーレット>サナララ

「みずいろ的」を支持する場合
みずいろ>ラムネ≧銀色≧スカーレット>朱=サナララ

個人的意見
銀色>朱>みずいろ>ラムネ=スカーレット≧サナララ



12月18日(月)18:01 | トラックバック(0) | コメント(1) | 趣味 | 管理

key作品の出来について

数々の感動作を制作してきたkeyだが、果たしてどの作品が一番素晴らしい出来かということについて、まだ記していないことに気付いたので、これを機会に記すとしよう。

まずkey作品の定義付けから行う。
現在または過去にkeyの主要スタッフが制作した作品と、一般的にそれに順ずる立場として扱われる作品を「key作品」と定義する。
MOON.、ONE、Kanon、AIR、CLANNAD、planetarian、智代アフターの全7作品がこれに該当するが、このうちMOON.に関しては未プレイであるため、この中から除外する。

①シナリオ
シナリオについては、主要ライターの好みによって大きく評価が分かれる点であるため、私の主観でしか比較できないということをあらかじめご了承願いたい。
昨今のエロゲに与えた影響を鑑みれば、シナリオを重視するという新たな作風を開拓したONEを最高とするか、その上で泣きゲーというジャンルを確立したKanonを最高とするか、またはその頂点に君臨するAIRを最高とするかで意見が分かれるところであるが、個人的には一つのシナリオにかける文章量と構成の巧みさを以って、AIRを最高としている。またONEに関しても、その作品自体の存在が奇跡的であり、これに順ずる出来と考えている。

AIR≧ONE>CLANNAD>Kanon>智代アフター=planetarian


②音楽
作品の雰囲気に合わせた曲作りはどの作品に関してもほぼ完成されているため、最も評価の難しい点である。Vo曲に限って言えば、鳥の詩を名曲と言わないエロゲーマーはいないわけで、私もそれに同意する。その上で、最も印象に残る音楽を擁する作品はどれかということになるが、これは完全にONEといえる。歴史を作る作品は必ず名曲をも内包する。だが今となってはONEをプレイしたことのある人は少ないだろうし、鳥の詩についても既に作品の範疇を超えた範囲で語られている曲であるため、「作品に最も合った曲」という観点ではKanonが最高である。

Kanon≧AIR=ONE≧CLANNAD≧智代アフター>planetarian


③CG(塗り)
これは簡単だ。後の作品ほど良いに決まっている。しかし原画師の違いによる差異まで考えると、それ以上は私よりも、アニメだったり同人界に精通している者の方が詳しく解説できるだろう。

智代アフター>CLANNAD>planetarian>AIR>Kanon>ONE


④エロ
あくまでエロゲであるから、これを評価しないわけにはいかない。しかしCLANNAD及びplanetarianに関してはエロゲでないため、言うまでも無く最低の評価となる。
key作品ではその行為自体を、シナリオの持つ「テーマ」の表現方法の一環としか考えていないようなシナリオ構成であるため、基本的にはどれも同じ出来と言うこともできるが、唯一例外的に、智代アフターに限ってはこれまでの作品とは作風が大きく異なったため、エロイベントをいつもより濃く描く必用があった。よってエロに関しては智代アフターの単独勝ちである。

智代アフター>AIR=Kanon=ONE>planetarian=CLANNAD


⑤いたる
keyの代名詞でもあり、これを比べずにはいられないのが性というものだ。しかしこれに関しては意見が大きく二分され、「大分良くなってきた」という、原画師全体からみた相対的な意見を持つ人と、「いたるは昔の方がいたるらしかった」という保守的な意見を持つ人がいる。これは全く趣味の問題でもあるのだが、昔からkeyの作品を特別視してきた者は比較的保守的な意見を持つ人の方が多い。これはkey作品を他のエロゲと同じと見ているかそうでないかの違いが生んでいる差異なのだが、私は初めてプレイしてハマったエロゲという意味でどこか特別視してしまう部分があり、ここでは保守的な立場を取らせてもらう。
もっとも私としてはAIRの時のいたるが最高である。

AIR≧ONE≧Kanon>CLANNAD>planetarian=智代アフター


以上から総合的に比較する。私がシナリオを最も重要視しており、それぞれの重要性の割合を考慮すると、以下の通りとなる。

AIR≧ONE>CLANNAD≧Kanon>智代アフター>planetarian



これ書いてて面白いので、次回ねこねこソフトでやってみたいと思う。



12月17日(日)21:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

エロゲ回顧録 Kanon

最早Kanonも古典的エロゲでしかないのか

いや、今のエロゲがそれだけ技巧的に発達したとでもいうべきなのだろうか。
再度プレイしていて、後半になればなるほど残念に思えてくるその「感覚」は嘘ではなかった。もしKanonが今年発売の作品だったりしたら、きっと名すらも知られない凡作エロゲの一つとして忘却の彼方だったのだろう。

昨今のエロゲと比べると、明らかに質の下がるシナリオについては、最早完全に古典の域である。しかしそれでもなお、この作品がこの業界に与えた影響は計り知れないからこそ、この作品には傑作以上の評価を与えるべきではないか。
まず、後半の展開があまりに露骨すぎる。逆に言うとこれがあったからこそ昨今のエロゲがそれを改善することができたとも考えられる。シナリオのプロットが非常にシンプルで、特に深い読みをしてみたり、よっぽど馬鹿でない限りは、その結末に疑問を持たなければならない。これについてKanon発売当時は、それを「奇跡」という言葉一つで解決できた。それだけ当時はKanonのシナリオが異質であったのであって、それでは今となってはどうかという話である。

この時点で、クリスマスの朗読に関しても、果たしてこの作品が発売された当時の視点で、どれだけのリスナーが楽しむことができるかという疑問が生じるわけだが、葉鍵板の住人若しくは昔からのエロゲを知っている人でなければ、この感動を共に味わうことは非常に困難なことかもしれない。特に後半の展開について、どういった流れがあってその結末に辿り着いたかが明文化されていないだけに、多くの人が、その急展開についていけない可能性が生じる(この部分に関しては、アニメ版の単独勝ちとなることは目に見えている)。

しかし音楽については、key作品最高の出来と言ってもいいぐらいの完成度が今となっても健在である。EDとOPのシナリオとのマッチングは昨今のエロゲでもほとんど到達し得ていないレベルであり、これだけでも一見の価値有りといえる。
CGに関しても、いたる画はこうあるべきと考える古参葉鍵ゲーマーやエロゲーマーにとっては、その懐かしさだけて涙腺が緩むことは間違いない。これを知らない最近のエロゲーマーやアニメしか知らないアニヲタはこれを見てアニメ版のクオリティーの高さを再認識しようとするのだろうが、あらかじめ言っておくと、古参ゲーマーにとってはアニメ版の作画と原作版のいたる画は別物なのであって、いたる画とアニメ版の作画を比べてはならないということが一種の不文律となっているということを覚えておいてほしい。

時代は変わり行く。過去の軌跡は現在の礎となり、更に高みを目指す。かつてそこにあった「奇跡」の作品を知ることは、これからのエロゲ業界を占ってゆくなかでも、非常に大事なことである。



12月17日(日)03:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

エロゲ この曲を聴け!

今や一部の人々には今のJ-POPを凌ぐ出来と評判のエロゲのVo曲について、いくつかお奨めを紹介しよう。
なるべくマイナーなところからいくつか紹介する。これにより新たなエロゲの楽しさを見つけていただければ、私もこの記事を書いた意味があったというものだ。

ここで紹介するVo曲についは、あくまでその曲の出来のみによって選択しており、本来必要なファクターである、その作品自体を印象付ける曲という意味での選択でないことに留意してほしい。
なお、ここではI've関連の曲は紹介しない。


Nearer, My God, to Thee ~主よ、みもとに近づかん~
作品:ANGEL-CORE

サントラを見つけたら即刻買うべき。人の心に残る曲を作るということに関しては、RUNEの音楽担当はこの業界トップクラスである。
この曲に関して言えば、最後の「armen」の歌詞を聴いたところで、これまでの罪を全て懺悔しなければならないような衝動に駆られることは必至である。


I hope so…
作品:天使のいない12月

リメイクして川瀬智子あたりに歌ってもらえないだろうか。最近こういった曲はめっきりヒットしていないが、この曲に関しては、エロゲの曲として出会いたくなかったといってよいだろう。失恋の曲としてはまさに今の季節にこそぴったりの曲である。


Wind of Cronus
作品:プレゼンス

埋もれたる名曲とはまさにこの曲のことだろう。作詞よりも作曲の完成度が高い典型的な例でもあるが、曲の終わりからの余韻だけみると、歌詞に描かれた内容そのものが実に見事に心に響き続ける。これでゲーム自体のシナリオの内容が良かったら、間違いなく名曲として有名になっていたはずである。


You can fly
作品:マージ ~MARGINAL~

エロゲの曲だった故に失敗した曲である。歌詞の内容をみても、この曲はRPG等の一般ゲーまたはアニメに用いるべき曲だろう。もっと世間への露出度の高い場で発表されていれば、もっと知られる曲となっていたことは間違いない。


Espcial Friend
作品:Silence

メーカーに恵まれなかった曲。90年代J-POPをイメージさせるさわやかな曲調とマッチした素晴らしい歌詞は、今では主にF&Cブランド系のメーカーが制作する作品の曲に通じるものがある。曲に作品自体が伴わなかったという最も惨めな部類の曲だけに、可能であるならばシナリオ部分を大きく加筆修正して、是非作品自体を再販してほしい。もっとも、製造元のメーカーは既に存在しないのだが。


記事を書いていて虚しくなってきたことは言うまでもない。



12月16日(土)17:54 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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