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エロゲと英語のブログ
 



2009年7月を表示

ナルキッソス3 -Ci- シーラスの高さへ

別の方向へ進化した

ただ事実のみを淡々と語ろうとするナルキのシリーズ中にあって、実に異例な表現が用意されていた。今回は2人の手の内が完全に明かされるという全く逆の進化に、このシリーズを何か勘違いしている連中からの批判は絶えないことだろう。
繰り返すが、このシリーズは見て感じたままの作品である。そのためどんなシナリオが用意されようとも、それを自らの都合のいいように解釈して、シリーズの中のひとつに収めるべきなのである。
また今回、ナルキ無印に原点回帰するボイスの重要性への問いを無印の時とは逆の意味で考えさせられる内容となっている。というのも、このシナリオはキャラ間の会話のリズムをシナリオの展開面で重要視しているからだ。おそらくこのシナリオにおいてボイスの重要性を問うような意思は無いと思われるが、これまでのヒロインが常に持ち続けてきた一種の儚さという印象を払拭し、シナリオの個別化を図る上で重要な役割を果たしている。主人公が生真面目な性格で描かれていないことも、これを助長している。おそらくボイス無しでプレイすると、このヒロインもどこか儚さを持ったような印象を持たせることだろう。

プレイヤーの期待は裏切られる

既に長くこのシリーズに関わられているファンの方々ならば、やはりその最後を望まずにはいられない。というより、そこまでの帰着をいかに展開するかという部分に初めから注目する。そういった意味でこのシナリオはプレイヤーの期待を裏切るが、死に関する表現が含まれ、水仙の花が登場しているという意味では、形式的にはシリーズのそれをきちんと踏襲している。
他のシナリオに比べ、やや垢抜けている印象を受けるその理由はまず、ヒロインが死という未来を背負っていないという部分が大きい。もちろん最終的には望むようになるが、このシナリオで描かれている大部分はそれ以前であって、その理由は、このシナリオの帰着を鑑みれば当然のことである。あのような終わり方になるのは、主人公がそれまでにヒロインと過ごした日々があるからだ。
このシナリオでも、前回のシナリオと同様に、主人公は主人公なりにできることをやろうとする。ここで主人公のやった(やっていた)ことこそが実はこのシナリオにおいて重要で、それに対する主人公なりの回答こそがあのようなエピローグに繋がっている。それをどのように捉えるかはプレイヤーの自由だが、結果、多くのプレイヤーが望んでいたような流れでの終わりにはならなかった。結局そこまで描く必要がなかったのである。
洗練された他シナリオに囲まれて異質(現段階で)に見えるシナリオではあるが、だからこそ悪いということもないし、良いということもない。全てはプレイヤーが感じた通りなのである。



7月31日(金)01:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

ナルキッソス3 死神の花嫁

非常によくできているとは言い難い

無印の頃から言われているように、この作品はあくまでそう感じたままの作品である。プレイヤー自身が、このシナリオを通して何を思うかは私の知るところではない。それ故に、私はこのシナリオに対して高い評価を与えることはできない。
シナリオコンセプトはやはり無印と同じものを踏襲しており、ただ視点が異なるということ意外は、一度でも無印もしくは2をプレイされたことがある方ならばほぼ予想の付く(ヒロインの)終わり方である。しかし、この部分こそがこの作品の素晴らしいところで、描かれるキャラの立場を変えるだけで、こうまでも多種多様な捉えられ方が生まれるのだということを改めて認識させられる。それはシナリオ中で主人公が悟るのではなく、プレイヤーである我々が導き出した答えであって、その答えはまさに十人十色なのである。それを容認した上で、作品の捉え方に自由を与えた片岡氏の思考の深さには脱帽する他無い。
無印ではセツミの死と自らの死を重ねる主人公が描かれた。2もほぼそれに近いが、逆の視点が盛り込まれた点でやや理解に困難が生じた。どちらも主人公が近いうちに亡くなることが明らかなことから、ほとんどのプレイヤーが少なからず悲壮感のようなものを感じたことだろう。今回のこのシナリオは、主人公の背景に自らの死を置かないことで、生きる者が死にゆく者をどう捉えるかが思考の中心となると思われるシナリオとなっている。

やや蛇足部分の目立つシナリオ

非常に洗練された内容しか描かない、描いてはならないシリーズの作品であるため、細かい部分でやや蛇足に感じられる部分があることは否めない。具体的にどの部分が蛇足に当たるかはネタバレになるためここでは紹介できないが、基本的にシナリオは(展開上)必要と思われる必要最小限の内容とし、登場キャラも端役まで含めて最小限に留めるべきである。これは物語を描く上で昔から言われてきたセオリーである。
しかしながら、シナリオ担当は片岡氏ではないにも関わらず、ここまでナルキ独特の雰囲気を崩さずに描けたことは賞賛に値する。登場キャラの微妙な台詞回しを除いては、無印や2に合わせても特に大きな違和感は生まれない。元々キャラの感情として描かれる内容を全て省いた描き方がなされるのだから、ライターの癖も目立たなくなると言えばそうなのだが、ほぼ最後までそのルールがしっかり守られていることは、複数のライターが関わっている作品としては非常に珍しい。別名義ということでなければ、おそらく推敲には片岡氏が強く関わっていたものと思われる。

賛否両論あるであろうエピローグ

さて、これからプレイされる予定の皆様は、このシナリオのエピローグをどのように捉えるだろうか。
実はこのシナリオ、このエピローグを以ってして見事なまでの纏まりを見せている。一方で、そこまでの主人公の行動を自らが否定するとも捉えられかねない行動について描かれる。そのため、ある意味ではその前のチャプターを以ってこのシナリオの終わりとしたほうが、主人公すなわちプレイヤーとしてありのままだけを描いた作品の終わりとしては良いようにも思われる。
ナルキ独特の、統計を示すあれはエピローグにある。とにかく、このシナリオをどう捉えるかによって、エピローグの見方も大きく変わってくる。これは私個人の勝手な予想だが、ブラックジャックが好きな人は、エピローグを挿まない終わり方の方を好むと思う。



7月25日(土)21:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

帰宅後報告

帰宅しました。

秋葉原探索された皆様はお疲れ様でした。



7月21日(火)00:15 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

今週の日程に関して

上京後の予定に関して

14日より行われる学会のセミナーという名の業界のドンとの顔合わせに参加するために上京することについては、これまでにも定期放送内で語られた通りである。
また週末の三連休に合わせて、私はしばらく東京に滞在することを予定しており、このあたりの動向についても、定期放送内で腹の内を探るような話し合いがあった次第である。前回の放送を聞いていない者も多いと思われるため、その内容をここに記す。

秋葉原出現の可能性

上京してまずプライベートにやることと言えば、本場での仕入れがまず考えられる。目下の予定では、金曜日のセミナー終了段階で、まず下見が行われる。三連休に向けての情報と、凡その相場を知っておくことは、秋葉原での巡礼に望む上では欠かせない行為となる。可能性は低いが、先着イベントを仕込むショップがある場合には、常に近場にスポットがあるわけではない私としては、徹夜も辞さない構えで望まざるを得ない。
目下のところ、三連休初日が個人的勝負日として設定されており、この日は一日中秋葉原にいることは明らかである。何故初日なのかについては、これはその後の予定等が多々組まれているためである。ただしやむを得ない場合により、予定を変更することもあり得るが、その場合はなるべく現地からもこのblogを更新できればと思う。
深夜便での上京を予定しているため、セミナー初日の午前中は会場付近を徘徊している可能性がある。会場は某大学であり、しかも秋葉原に比較的近いため、心当たりのある学生諸君は、怪しい風体の男に出会ったらお声を掛けられたい。

そこに私がいるかどうか

どうしても私を特定したいという諸兄がおられるため、今回は秋葉原出没時に限り、ある目印を設定することとなった。目印はサンダルであり、特定の際は「サンボはどこですか?」とお声を掛けられたい。小雨決行とし、大雨の場合にはblogの更新をお待ちください。
特定の場合には「よくわかりましたね」と返答を返すつもりでいるが、景品は一切無いため、あくまで個人の満足程度の人探しゲームである。積もる話がある場合には、接待は受け付けるが、くれぐれも盗撮等の法律に触れる行為だけは避けるようお願いしたい。
出現率の高いポイントについては、先日の定期放送内で述べた通りである。少なくともショップが閉まり始める時間帯までは徘徊を繰り返しているため、一日中そのどこかにいれば、一回はすれ違っているはずだ。

その他の日程

秋葉原の件とセミナー以外の自由な時間では、ほぼ間違いなくラーメン屋を巡っているだろう。二郎については、いつ、どこの二郎に出没するかは不明であるが、必ずどこかの二郎でロットバトルを挑むため、上級者は私にバトルを申し込める体勢でいれば、おそらくモチベーションも高い状態で維持できるだろう。
宿は私が上京する場合において恒例の北千住付近である。もしくは新宿、渋谷付近の漫画喫茶になるが、今回はオフィシャルな所用のため、平日にこれは行わないだろう。
上京期間中のblogの更新は未定である。更新可能な環境にあった場合に限り更新する。


情報は以上となる。特定に挑む諸君には健闘を祈る。



7月14日(火)01:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

音楽の神 マイケルに捧ぐ

大分遅れてしまったが、ここで改めてMichael Jackson氏への追悼の念を表明したい。

既に私の放送をお聞きの皆様はご存知のことであろうが、私は氏の生前からファンであることを公言してきた一人である。一般的に、私の年齢とさほど変わらない方々からすれば、氏を知るのはあのあまりにも有名なThrillerのビデオクリップもしくは教育機関において音楽科目で紹介されるWe are the Worldぐらいであろう。今、このようなかたちで氏を知らない若者にも再評価されている姿を見ると、なんとも複雑な気持ちなのだが、私は彼のことを信じている以上、ここで挫けているわけにはいかないだろう。マイケルはそんなことを望んでいないのだ。我々は更なる未来に向けて、マイケルが語った想いを後世に残していくべく活動すべきなのだ。

残すべき名曲たち

氏は偉大な楽曲を数多く遺した。そのためその中から厳選することすらも憚られることなのだが、Jackson5時代から含めて、最低でも聞いておくべき名曲をいくつかラインナップしたい。
凡そ名の知れている楽曲についてはここでは触れない。今後いくらでも目に届くところで聞けるだろうし、それこそが氏の願いであるはずだ。私はそう思っている。

ABC
言わずと知れたJ5時代の代表曲。これを知らずしてマイケルファンは語れない。超有名曲でマイケルに興味を持ったならば、ここから時代を追ってマイケルの人生を学ぶべきだろう。

I'll be there
何故マイケルがここまで世界的に有名なのか。その答えはこの曲を聴くだけで誰の耳にも明らかとなる。私の記憶が正しければ、当時マイケル11歳である。

Dancing Machine
エンターテイナーとしてマイケルが他の兄弟たちより抜きん出ていたことは確かだろう。だがJ5は決して彼一人で成り立っていたわけではない。この頃の経験が、その後の彼の人生に大きな影響を与えることになる。

Off the wall(アルバム)
最も完成度の高いアルバム。ここに含まれる全ての楽曲がいわゆる「神曲」であり、特にRock with youは私も歌詞を暗記したほどの名曲である。ビデオクリップでは当時最新の撮影技術が用いられており、その点でも価値は高い。
まだ世界のエンターテイナーとしてでなく、一人の歌手として自立を目指している印象が強く、80年代後半以降のマイケルの楽曲に見られるメッセージ性はこの頃まだほとんど無い。このアルバムのヒットが、後続のThrillerへの布石ともなっているのだが、マイケルがまだ「歌を歌う」ことを主体にしている点で、他の彼のアルバムとは異なる。そうであるが故に、マイケルのファンである一人が、どのようにマイケルが好きなのかを問われる一枚でもあるだろう。

You Are Not Alone
これを語らないマイケルファンはモグリと言わざるを得ない。一般的にも知名度の高い楽曲で、出会いや別れの場といった、人生の節目に聞きたい一曲。

Childhood
マイケルの心はいつも純粋だった。だが純粋だった故に世間から見放され、多くの冤罪を背負い続けた。彼の疑いようの無い心は、この曲の歌声から聞き取ることができる。

Ghosts
90年代版Thrillerといえばこれのことである。Thrillerのクリップと見比べながら楽しむこともできるが、特にファンでもない人はその変わりように目がいくことだろう。
彼が画面の前にいる我々をいかにして楽しませるべきか、その技術の結晶がこのビデオクリップに全て詰まっている。


知ってる曲名もいくつかあったかもしれないが、これを期に、キング・オブ・ポップの本当の姿を目にして頂きたい。



7月1日(水)00:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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