HENTAI & English learning room
 
エロゲと英語のブログ
 



2009年6月を表示

腐り姫 再考

時代の流れと共に消え去るに相応しい作品

先日は思わぬミスを犯してしまった私であるが、そのようなこともあって、再びこの作品と合間見えることになった。
私のエロゲ暦においても真に最初期にプレイされた作品のひとつであり、いわゆるループものと言われる作品の中でも特に大きな評価基準を与えた作品であったわけだが、改めてプレイするにあたっては、過去の記憶の確認と共に、同作品の再評価という目標を設けた。
さて、この作品でまず注目すべきは、当時では異色と言える近親相姦をシナリオの中心に据えながらも、それをエロ以外の表現に結び付けているという点である。発売当時の2002年頃は、それまでにも性的表現がシナリオの中心に関わる作品はいくつか登場しているが、まだシナリオ中心のエロゲーにエロは必要ないという風潮が色濃く、君が望む永遠によるブレイクスルーがあったにも関わらず、この作品はアトラク=ナクア螺旋回廊に近い分類のビジュアルノベルとして扱われた。当時、泣きゲーとはそれのみに特化した作品を言うのであって(特にCLANNAD以前まではその傾向があった)、ジャンルの枠組みは今以上に曖昧ではなかった。今で言うひぐらしに近い評価で、泣きゲーとは分類されないながらも、高い感動性を伴う作品のひとつであったのだ。
この作品のシナリオは、人の死を直接プレイヤーの涙腺にぶつけるような真似をしない。普通、人間というものは人の死に無念に近い感情しか持たないので、この作品は逆にこの感情を利用し、次回のループに対する伏線としている。シナリオ終盤に向けてその意味を増すために、序盤はあえてつぎはぎなシナリオ構成を用い、最終的にシナリオが1つに纏まった段階でそういうことだっかのかと気持ちよく締めくくろうというわけである。
とにかくハッピーエンドというようなシナリオではないことは誰の目からも明らかで、悲しいだけで涙が出るような人間にとってはまさに「泣きゲー」たり得るところだろう。序盤から鬱な雰囲気でプレイしていては、そのままの気持ちで終わってしまうシナリオで、その展開には後半になるほどついていけなくなる。
主人公は涙を見せない。これこそがこの作品の妙である。全く、泣けると語るプレイヤーのなんと愚かなことである。失った者から新たな知識(失われていた記憶)を手に入れ、ひとつの物語として再構築していくその姿こそ、シナリオライターが描きたかった部分ではないのだろうか。つまり、プレイヤーに選択してほしいのだ。シナリオの最後に。

プレイヤーの思考の先を行く主人公

序盤から後半にかけては、流れに身を任せながら、繋がらないシナリオを自由に考察しながらプレイできる。もちろん、ここで意味が分からないとプレイを中断することも1つの手だろう。
いよいよ終盤で盛り上がってきた時に、主人公は気付く。プレイヤーはそこまで考えつかなくとも、その流れは自然で、必然的に見えるよう工夫してシナリオが作られている。この点でシナリオライターの星空めてお氏の実力の高さが伺えるが、やはり評価を分けるのは、その先の展開である。つまり、主人公は分かってしまったわけで、そこまでが描きたかった以上は、実際のところその先は余計に描く必要が無いのだが、プレイヤーの理解が追いつかないために、その先にあるシナリオに期待してしまうのだ。
必要ないと言えば必要ないが、展開上描かれているほうがナチュラルに見えるということは、エロゲのシナリオにおいてはままあって、非18禁で発売されたCLANNADでは逆にそれが叩かれたことはあまりにも有名な話である。やはり読ませるためにシナリオを書いているのか、それとも自分の書いているものが読まれているのかの違いもあるだろう。そういった意味で、やや荒削りな部分が残る良作だろう。



6月20日(土)04:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

1-G 地理に関する語

前回の出題傾向と同様の形式で行う。

1:continent

2:area

3:part

4:horizon

5:border

6:foregin

【和訳】
7:Australia is both a country and a continent.

8:Blood flows to all parts of the day.

9:We walked across the border into Canada.

10:Today we hear many kinds of English with foregin accents.



6月15日(月)00:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | English | 管理

1-F 植物に関する語

前回の出題傾向と同様の形式で行う。

1:plant

2:blossam

3:bloom

4:leaf

5:fruit

6:pick

7:grow

【和訳】
8:A lot of sunflowers grow in the field every summer.

9:Don't forget to water the plants every day while I'm away.

10:All the leaves have fallen from the trees.



6月5日(金)01:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | English | 管理


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やっていいことと悪いことがある

エロゲーゆとり世代の増加に伴い、往年の名作は新たに活躍のチャンスを得たとも言えるが、同時に古くからの強者に対しては一種の絶望とかすかな期待を与えるに留まっている。
我々はエロゲーのなんたるかをこれらの作品で学んできた。それはエロゲー業界の成長であり、そして我々個人の成長でもあった。成熟した世界しか知らない彼らに「歴史を学べ」とは言うべくもないが、エロゲーが決してそういうものではなかったということを窺い知ることのできる数少ない作品であり、しかしながら、この頃既に現代のエロゲーの源流を垣間見ることができるという古典的価値のある一作であるが故に、今回の改変は認めることのできないものなのだ。
おそらくまったく別の作品になっていることだろう。そしてこの作品を始めてプレイすることになる人にしても、本来この作品の持つ魅力を味わえるかと問われると、甚だ疑問を感じざるを得ない。そういった意味では、以前のリメイクパッケージの出来は別の意味で運がよかったとも言える。原画担当が当人だったからだ。更にまだノーボイスに対してある程度の理解のある時代だったことも功を奏した。
に関してもリメイクは散々だった記憶があるが、今回は更に上を行く超名作であるだけに、新たに手を加えるなど滑稽の極みでしかない。特にボイス化は避けるべきだった。昨今、読むことに面白さを持たせている作品はめっきり無くなったに等しい状況であるからこそ、私は名作を作り出した古参メーカーにこそ、当時これらの作品が目指したエロゲーの頂点のかたちを失ってほしくはないのだ。



6月2日(火)07:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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