| RONDO REAFLET 2 |
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| このメーカーの作品において最も重要なのは、多くの儲を抱える大槍葦人氏のCGと、独自開発のFFDシステム(Froating Frame Director system)の出来であった。白詰草話やQuartett!!は特にこのシステムにより高く評価されていたため、この作品でそのシステムからの脱却を図ったことは驚愕に値する出来事だったし、このメーカーの個性を自ら失うという、あまりに自殺的な行為だとも言われていた。
視覚的な情報(CGや動画など、文字以外の要素)の割合が増せば増すほど、テキスト部分(文章)が占める作品全体への影響は小さくなる。これはエロゲを始めとする、「テキスト+絵(CG)」からなる構成を持つゲーム全てに言えることであるが、このメーカーの場合はFFDシステムからもわかるように、絵画的な要素の割合が比較的高く、結果としてシナリオがある程度良いものではなかったとしても、感覚的には非常に進行させやすい作品に仕上がっていた。今回それをしなかったということは即ちシナリオで勝負するという意志の顕れなのか、それとも大槍氏がFFDに対応できるほどのCGをアップすることを拒んだのか、そのどちらかである。
結果から言うと、その評価は差し引きで±0といったところだろう。1つの大きなテーマを意識して制作される作品でよく見られる状態に陥っていることと、メインシナリオの出来を評価して、このような評価が妥当なところだろう。 上記の例をいくつか挙げてみよう。 ・君が望む永遠 ・世界ノ全テ ・こなたよりかなたまで ・BALDR FORCE ・D.C.~ダ・カーポ~(無印除く) これらの作品に共通して言えること、それはシナリオバランスの悪さである。属に「このシナリオのみ感動できる」とか「○○はいらない子」というかたちで弄ばれやすい作品は大抵このような場合であり、つまり攻略対象としてあまり必要無いヒロイン(シナリオ)が用意されているということである。「このルートは必用か?」という議論が活発になされるようになる点では一概にそれが悪いこととは言い切れないのだが。
なんとこの作品、攻略ヒロイン4人中3人(うち1名は立場がやや特殊)がメイドという設定でありながら、メインとされているシナリオは残りの1人のルートである。これは共通ルートが8割を占めるシナリオ構成と展開からもみてとることができる。 共通ルートの段階で既にメインシナリオの終点までの道筋がほとんど出来上がっているため、サブヒロインのEDはそこから無理矢理分岐させたような作りになってしまっている。 それぞれのサブヒロインルートでほとんど同じようなパターンで立ち上がる急なフラグは、これらのシナリオが後付けで制作されていることを意味する。これらのフラグが立つための「きっかけ」を描く暇がシナリオ中に与えられていないのだから、こうなるのも当然である。
だがしかし、それらのシナリオの締め方は流石Little Witchである。なかなか他の作品では真似できないようなことを簡単にやってのけている。そしてこの終わらせ方こそが、当時の大英帝国で流行った小説のような雰囲気を強く醸し出している原因の一つなのである。 これについてはネタバレなので紹介は避けるが、非常に印象の良い終わり方なので、興味のある方には是非見ていただきたいものだ。
メインシナリオについては次回。
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2月4日(日)04:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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