| RONDO LEAFLET 1 |
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| 近代西洋史を正しく把握すればするほど広がりを見せる童話の世界。
この手の小説はおそらく当時のロンドンでも流行っていたのではないか? 19世紀末という設定ながら、まだ中世の文化を色濃く残す世界観は、それこそ日本人の想像する当時のイギリスそのものである。特にこれはこの作品をプレイした人にしか分からないのだが、物語の終わらせ方はまさに西洋人好みしそうな流れを持たせている。 私は世界史を詳しく勉強していないので、当時のヨーロッパにどんな文化があったのかは分からないのだが、所々で用いられる、手紙のような書法を用いる作風は大英帝国最盛期を迎えたこの時代に流行したイメージが強いのは私だけではないはずである。
発売前はメイドがメインを張るような雰囲気を醸し出していたこの作品も、実はメイドがメインではないことはプレイした方ならば誰もが納得できる内容である。それにしてもこの禁断の愛(身分的な)というテーマを組み込んだメインシナリオは、これこそ暇を持て余していた当時の英国貴族での間で流行っていそうな物語の構成である。 もちろんメイドとのシナリオも用意されているが、これはこれで妥協に妥協を重ねた、全く重みの無いシナリオとして無難な出来に纏められている。こちら側が今までのLittle Witchの本来の姿であっただけに、ちょっと冒険してみたのであろう今回の作品のメインシナリオの出来は評価するに値する。
背景のモデルとなっている場所や登場人物のモデルについても、歴史がある程度わかるのであればこれこそ「wktkが止まらない」というものだ。 イギリス女王のモデルは間違いなく晩年のヴィクトリア女王陛下であるし、どうみてもコッツウォルズ地方にしか見えない背景もある。これぐらいは高校レベルの世界史すら学んでいない私でも分かる。 逆にロンドンの街並みを意識させないほどに「街並み」や「喧騒」を表現する背景は少ない。元々シナリオがあまり外界を舞台としないこともあるのだが、(日本人であるがゆえの)無知を晒すような表現を避けようとして、あえて意識してそうしていたならば、これは非常に高度なテクニックである。
次回から順にそれぞれのファクターを評価していく。
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2月3日(土)07:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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