| key作品の出来について |
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| 数々の感動作を制作してきたkeyだが、果たしてどの作品が一番素晴らしい出来かということについて、まだ記していないことに気付いたので、これを機会に記すとしよう。
まずkey作品の定義付けから行う。 現在または過去にkeyの主要スタッフが制作した作品と、一般的にそれに順ずる立場として扱われる作品を「key作品」と定義する。 MOON.、ONE、Kanon、AIR、CLANNAD、planetarian、智代アフターの全7作品がこれに該当するが、このうちMOON.に関しては未プレイであるため、この中から除外する。
①シナリオ シナリオについては、主要ライターの好みによって大きく評価が分かれる点であるため、私の主観でしか比較できないということをあらかじめご了承願いたい。 昨今のエロゲに与えた影響を鑑みれば、シナリオを重視するという新たな作風を開拓したONEを最高とするか、その上で泣きゲーというジャンルを確立したKanonを最高とするか、またはその頂点に君臨するAIRを最高とするかで意見が分かれるところであるが、個人的には一つのシナリオにかける文章量と構成の巧みさを以って、AIRを最高としている。またONEに関しても、その作品自体の存在が奇跡的であり、これに順ずる出来と考えている。
AIR≧ONE>CLANNAD>Kanon>智代アフター=planetarian
②音楽 作品の雰囲気に合わせた曲作りはどの作品に関してもほぼ完成されているため、最も評価の難しい点である。Vo曲に限って言えば、鳥の詩を名曲と言わないエロゲーマーはいないわけで、私もそれに同意する。その上で、最も印象に残る音楽を擁する作品はどれかということになるが、これは完全にONEといえる。歴史を作る作品は必ず名曲をも内包する。だが今となってはONEをプレイしたことのある人は少ないだろうし、鳥の詩についても既に作品の範疇を超えた範囲で語られている曲であるため、「作品に最も合った曲」という観点ではKanonが最高である。
Kanon≧AIR=ONE≧CLANNAD≧智代アフター>planetarian
③CG(塗り) これは簡単だ。後の作品ほど良いに決まっている。しかし原画師の違いによる差異まで考えると、それ以上は私よりも、アニメだったり同人界に精通している者の方が詳しく解説できるだろう。
智代アフター>CLANNAD>planetarian>AIR>Kanon>ONE
④エロ あくまでエロゲであるから、これを評価しないわけにはいかない。しかしCLANNAD及びplanetarianに関してはエロゲでないため、言うまでも無く最低の評価となる。 key作品ではその行為自体を、シナリオの持つ「テーマ」の表現方法の一環としか考えていないようなシナリオ構成であるため、基本的にはどれも同じ出来と言うこともできるが、唯一例外的に、智代アフターに限ってはこれまでの作品とは作風が大きく異なったため、エロイベントをいつもより濃く描く必用があった。よってエロに関しては智代アフターの単独勝ちである。
智代アフター>AIR=Kanon=ONE>planetarian=CLANNAD
⑤いたる keyの代名詞でもあり、これを比べずにはいられないのが性というものだ。しかしこれに関しては意見が大きく二分され、「大分良くなってきた」という、原画師全体からみた相対的な意見を持つ人と、「いたるは昔の方がいたるらしかった」という保守的な意見を持つ人がいる。これは全く趣味の問題でもあるのだが、昔からkeyの作品を特別視してきた者は比較的保守的な意見を持つ人の方が多い。これはkey作品を他のエロゲと同じと見ているかそうでないかの違いが生んでいる差異なのだが、私は初めてプレイしてハマったエロゲという意味でどこか特別視してしまう部分があり、ここでは保守的な立場を取らせてもらう。 もっとも私としてはAIRの時のいたるが最高である。
AIR≧ONE≧Kanon>CLANNAD>planetarian=智代アフター
以上から総合的に比較する。私がシナリオを最も重要視しており、それぞれの重要性の割合を考慮すると、以下の通りとなる。
AIR≧ONE>CLANNAD≧Kanon>智代アフター>planetarian
これ書いてて面白いので、次回ねこねこソフトでやってみたいと思う。
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12月17日(日)21:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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| エロゲ回顧録 Kanon |
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| 最早Kanonも古典的エロゲでしかないのか
いや、今のエロゲがそれだけ技巧的に発達したとでもいうべきなのだろうか。 再度プレイしていて、後半になればなるほど残念に思えてくるその「感覚」は嘘ではなかった。もしKanonが今年発売の作品だったりしたら、きっと名すらも知られない凡作エロゲの一つとして忘却の彼方だったのだろう。
昨今のエロゲと比べると、明らかに質の下がるシナリオについては、最早完全に古典の域である。しかしそれでもなお、この作品がこの業界に与えた影響は計り知れないからこそ、この作品には傑作以上の評価を与えるべきではないか。 まず、後半の展開があまりに露骨すぎる。逆に言うとこれがあったからこそ昨今のエロゲがそれを改善することができたとも考えられる。シナリオのプロットが非常にシンプルで、特に深い読みをしてみたり、よっぽど馬鹿でない限りは、その結末に疑問を持たなければならない。これについてKanon発売当時は、それを「奇跡」という言葉一つで解決できた。それだけ当時はKanonのシナリオが異質であったのであって、それでは今となってはどうかという話である。
この時点で、クリスマスの朗読に関しても、果たしてこの作品が発売された当時の視点で、どれだけのリスナーが楽しむことができるかという疑問が生じるわけだが、葉鍵板の住人若しくは昔からのエロゲを知っている人でなければ、この感動を共に味わうことは非常に困難なことかもしれない。特に後半の展開について、どういった流れがあってその結末に辿り着いたかが明文化されていないだけに、多くの人が、その急展開についていけない可能性が生じる(この部分に関しては、アニメ版の単独勝ちとなることは目に見えている)。
しかし音楽については、key作品最高の出来と言ってもいいぐらいの完成度が今となっても健在である。EDとOPのシナリオとのマッチングは昨今のエロゲでもほとんど到達し得ていないレベルであり、これだけでも一見の価値有りといえる。 CGに関しても、いたる画はこうあるべきと考える古参葉鍵ゲーマーやエロゲーマーにとっては、その懐かしさだけて涙腺が緩むことは間違いない。これを知らない最近のエロゲーマーやアニメしか知らないアニヲタはこれを見てアニメ版のクオリティーの高さを再認識しようとするのだろうが、あらかじめ言っておくと、古参ゲーマーにとってはアニメ版の作画と原作版のいたる画は別物なのであって、いたる画とアニメ版の作画を比べてはならないということが一種の不文律となっているということを覚えておいてほしい。
時代は変わり行く。過去の軌跡は現在の礎となり、更に高みを目指す。かつてそこにあった「奇跡」の作品を知ることは、これからのエロゲ業界を占ってゆくなかでも、非常に大事なことである。
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12月17日(日)03:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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