| 痕 |
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やっていいことと悪いことがある
エロゲーゆとり世代の増加に伴い、往年の名作は新たに活躍のチャンスを得たとも言えるが、同時に古くからの強者に対しては一種の絶望とかすかな期待を与えるに留まっている。 我々はエロゲーのなんたるかをこれらの作品で学んできた。それはエロゲー業界の成長であり、そして我々個人の成長でもあった。成熟した世界しか知らない彼らに「歴史を学べ」とは言うべくもないが、エロゲーが決してそういうものではなかったということを窺い知ることのできる数少ない作品であり、しかしながら、この頃既に現代のエロゲーの源流を垣間見ることができるという古典的価値のある一作であるが故に、今回の改変は認めることのできないものなのだ。 おそらくまったく別の作品になっていることだろう。そしてこの作品を始めてプレイすることになる人にしても、本来この作品の持つ魅力を味わえるかと問われると、甚だ疑問を感じざるを得ない。そういった意味では、以前のリメイクパッケージの出来は別の意味で運がよかったとも言える。原画担当が当人だったからだ。更にまだノーボイスに対してある程度の理解のある時代だったことも功を奏した。 雫に関してもリメイクは散々だった記憶があるが、今回は更に上を行く超名作であるだけに、新たに手を加えるなど滑稽の極みでしかない。特にボイス化は避けるべきだった。昨今、読むことに面白さを持たせている作品はめっきり無くなったに等しい状況であるからこそ、私は名作を作り出した古参メーカーにこそ、当時これらの作品が目指したエロゲーの頂点のかたちを失ってほしくはないのだ。
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6月2日(火)07:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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