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ef-First Fan Disc

今や賛否両論の作品、ef-the first tale.であるが、年末のプレイに先立ち、前コミケで配布されたというFDをプレイした。
正直、発売前からFDはどうかと思ったわけだが、minori儲からすれば、これも想定の範囲内でしかないのかもしれないので、これを友人から借りている立場の私がとやかく言うことではない。

ここでは、所謂「プレイ前の感想」を述べさせてもらう。
これだけでこの作品群全体を評価することはできないが、私個人としては、前々からこの作品で新海誠氏がどのような演出をしてくるかにだけは興味があり、それだけにef-the first tale.(以下「本作」と表現する)の購入は発売直前まで検討された。
結果的に私は購入を見送ったわけだが、親しい友人が躊躇いも無く本作を購入し、Kanon朗読終了後いよいよ私の手の中にあるわけである。



①スクリプトの技術的進化

元々メーカー側が本作を意識してこの部分に力を入れていたのか、それとも単にスクリプト担当の技術力によるものなのかはわからないが、minoriのような単独メーカーにとっては、VAのように多くのブランドを抱えるメーカーとは異なり、この点についても楽ができないことは確かである。
最近のエロゲ業界では、fateに代表されるような、視覚効果としての重要度が増したスクリプトも、その作品を評価する際の重要なファクターとなりつつある。本作はfateのような「動」の印象が強い作品ではないため、逆に本作の持つ「静」の印象をこの技術でいかに表現していくかに注目したい。


②超有名原画師の起用

七尾奈留氏が曲芸と仲間割れしたのはもう大分昔の話だが、その人気とは裏腹に判子画師としても評判なだけに、彼がこれまでに携わった作品のイメージからの脱却が最も重要な課題であることは言うまでも無い。もし本作が曲芸によって制作された作品だったならば話は別だが、別メーカーの作品にD.C.水夏のキャラをそのまま持ち越されては、七尾自身が曲芸脱退後に関わったこれまでの作品とほぼ同じ程度の評価しか受けられないことになってしまう。そろそろ髪型や体格だけを変えて誤魔化すのも限界ではないだろうか。


新海誠氏の動画編集能力と視覚効果

映画が好きな私からすれば、ゲーム本体の体験版よりむしろ新海氏のムービーが早く見たかった。
minoriの作品は、特にWind-a breath of heart-以降、OPムービーを始めとするアニメ動画について、今回はこれでどのような世界観を構築してくるかによっては、作品の印象自体が大きく変わると言えるぐらいに重要なファクターとなっている。それだけに、FDにこれが含まれていなかったことは残念であるが、逆に考えると、「今回も凄いムービーを用意してますから、本作を買ってくださいね」という、メーカー側の自身の現れと捉えることもできる。


④全く実体が掴めないシナリオ

単なる人物紹介で終わってしまっているFDのメインコンテンツであるが、もといこんなFDでいくらか儲けようというメーカー側の意図には賛同しかねる。
本作がどんなシナリオで、どのような展開を見せるのかが全く不明である以上は、実際に本作をプレイしてそれを確かめるしか方法はあるまい。もしこれこそがメーカーの意図するものだったら私は驚きである。朝から何時間も並んでまでしてコミケでこのFDを買うような人達が本作を買わないとは思えないからだ。


年末を楽しく過ごせるかは本作の出来次第である。私を絶望させるような真似だけはしないで欲しいものだ。



12月28日(木)05:32 | コメント(0) | 趣味 | 管理

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